『黒馬の哭く館』
【監督】ロジェ・ヴァディム
【出演】ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ ほか

『影を殺した男』
【監督】ルイ・マル
【出演】アラン・ドロン、ブリジット・バルドー ほか

『悪魔の首飾り』
【監督】フェデリコ・フェリーニ
【出演】テレンス・スタンプ ほか

40年の時を経て蘇る、美しすぎる悪夢の世界
世にも怪奇な物語
怪奇文学の巨星、エドガー・アラン・ポー。彼が遺した鮮烈な悪夢の世界を、ヨーロッパ映画界を代表する3人の監督がいずれ劣らぬ個性とスタイルで映像化した本作。1969年の公開時には豪華スターの競演が話題を呼び、じわじわと忍び寄るかのような未知の恐怖は観客をトラウマの渦に叩きこんだ。圧倒的な視覚イメージに豊かな色彩、堂々たる風格を備えた流麗な演出。耽美と退廃に満ちた独自のムードは、「世にも奇妙な物語」をはじめとする数々のオムニバス・ホラーの原点とも言われている。
美しい女伯爵の歪んだ愛が引き起こす悲劇を描くロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」。自らの分身と対面した男が辿る皮肉な末路を、ミステリアスなタッチで綴るルイ・マルの「影を殺した男」。そして、夕暮れのローマに降り立った青年俳優が、狂気の淵を彷徨いながら少女の幻影に誘われるフェデリコ・フェリーニの「悪魔の首飾り」。豪華スターの鬼気迫る競演、愛と憎しみ、死と転生、ロマンと幻想の織り成す至高のオムニバス大作が、日本初公開から40年の時を経て再びスクリーンに甦る!!

『黒馬の哭く館』
美しく残忍なメッツェンゲルシュタイン伯爵令嬢フレデリックは、莫大な財産を相続した。取り巻きにかしずかれ、豪奢な屋敷で思いのままに過ごす彼女だったが、近隣に住む従兄弟のヴィルヘルムだけは冷たい眼差しを向けている。ある日、森で彼に出会ったフレデリックは心を惹かれ、誘惑をしかけるが?。監督ヴァディムの当時の妻J・フォンダと、弟のP・フォンダの姉弟共演。自らの歪んだ恋慕に飲み込まれていく女伯爵を耽美的なムードで描く。

『影を殺した男』
軍の士官ウィリアム・ウィルソンは冷酷な美男子である。サディスティックな気まぐれに満ちたその人生には、謎の影がつきまとっていた。幼年時代にも、そして医学校での青年時代にも、彼と同姓同名を名のる不思議な人物が悪事の邪魔をしたのだ。ある時ウィルソンは、賭博場で会った美女にカードの勝負を挑むが……。ドッペルゲンガーという題材を巧みに映像化したスリリングな一編。B・バルドーとの美しくも鬼気迫る競演シーンは必見!

『悪魔の首飾り』
落ち目となり、かつての栄光は見る影もないイギリスの俳優トビー・ダミット。久々の仕事の依頼を受け、彼はローマに降り立つ。TVのインタビューに映画賞の受賞式。目くるめくフラッシュと華やかな人々のなかで得体の知れない不安にかられたトビーは、逃げるように会場を後にし……。1841年に発表された「悪魔に首を賭けるな Never Bet the Devil Your Head」が原作。フェリーニがお得意の業界内幕のなかに、主人公の精神の崩壊を強烈なイメージで見せる。鞠をつく少女の姿はトラウマ必至!

(1967年/フランス=イタリア/121分/DV/IMAGICA TV配給)
(c)1967-TF1 INTERNATIONAL-PRODUZIONI EUROPEE ASSOCIATES S.A.S
「ブリジット・バルドー生誕祭」の3回券でご鑑賞いただけます。
一般1,300円
専門・大学生1,300円
中・高・シニア1,000円
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