『アルジェの戦い』


1954年から1962年にかけて行われた、
フランス支配に対するアルジェリア独立戦争をベースに
戦争の嫌なとことてんこ盛りで
あっという間に過ぎる2時間。
まるで自分もそこにいるかのような錯覚に陥る
リアルなドキュメンタリータッチで描かれています。

いくつか戦争映画を観ていますが
3本の指に入る傑作です。
シンプルにわかりやすく強弱もなにもかも
すべてにおいて引き込まれる。
これはこの世界に生きるすべての人が観て、
あらためて戦争のむなしさを
哀しみを心とに留めておいてほしい。
この映画が出来て50年も経ってるのに
一体人間たちは今まで何を学んで
何をしてきたんだろう。

とても久しぶりに見応えのある映画を観た気がしたと思ったら
それもそのはず、上映された1967年当時、
そうそうたる海外作品の中、
『キネマ旬報』が毎年発表している外国映画年間ベスト・テンで
圧倒的格差で第1位になった作品なんだって。


tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
ジッロ・ポンテコルヴォ
ジャン・マルタン、ヤセフ・サーディ、ブラヒム・ハギアグ ほか
<< クリック


『ハート・オブ・ドッグ〜犬が教えてくれた人生の練習〜』


雨を称え
山から湧き出
色んな場所を巻き込み
互いに流れ込む
夢の中でだけ
出会う場所はや家は
一体何で出来ているのか?

ロラベル可愛い。

音楽家など
色んな顔を持っている
ローリー・アンダーソンのエッセイのような映像。
ちょっとした哲学の本を読んだあとのような
いつもと違う脳の一部が
静かに動き出す。

生きているときも
死んだあとも
あまりかわりが
ないのかもしれない
肉体をなくし
かたちを変えた自分は
残った意識の中で
ずっと何かを問い続け
また新たな生の形を受け
それは人間なのか虫なのか
植物なのかわからない
そしてまた自問しながら
新しい時間を重ねる


tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
ローリー・アンダーソン
<< クリック


『ダンスの時間』


踊ることは
生きること
生きることは
踊ること
海も土も
空も生きるものすべて
どうせ
かえるなら
みんな
踊ればいいのに
自由に

不自由を感じる
この世界に
しなやかな開放
たすけてくれる
香織さんの話。


tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
野中真理子
<< クリック


『ポバティー・インク あなたの寄付の不都合な真実』


普段からテレビなどのメディアによって
作り出されたイメージに浸かっていると
それがすべてだと思ってしまい
本当のことが見えなくなることがあるね。

社会に触れさせない
政治や慈善者が作り出す貧困。
与えるものを間違うと
一番大事な人々を殺す。
いいことだと思ってしたことが
結果的にそうではないことがある。
もっと相手を知った上で
何が相手に必要で、自分は
それに対して何が出来るのか
考えています。

大人にもこどもにも
すごくわかりやすく、
グラフなどを用いて
世界中でどのように貧困が作り出されているか
そしてどうしたらそこから抜け出せるか
具体的に提案し、訴えていますよ。
特権階級が善意を持って
知らぬ間に作り出し
さらに貧困のイメージを植え付けた
国の特権階級の人々に
貧困を考え直してほしい。
そして彼らが自ら照らす未来を
正しい形で後押しして欲しい。


tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
マイケル・マシスン・ミラー
<< クリック


『過激派オペラ』


伝説の劇団「毛皮族」を旗揚げした江本純子氏の
自伝的小説『股間』を自ら監督した映画。
演劇出身の彼女の
映画初監督作品と言うことですが
映画でも十分才能発揮しています。

女のかわいいところいいところ、
こわいところいやなところ、
やさしさややわらかさ、
気持ちいいところ
気持ち悪いところ、
天使も悪魔、秘密な部分
女の自分がまだ
気がついていないところなどなど
こんなに『女』が詰まった映画には
なかなか出会えません!

15分に1回は過激なシーンが出てくるので
覚悟しておいてね。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
江本純子
早織、中村有沙、桜井ユキ ほか
<< クリック


『海峡を越えた野球少年』


1980年代までの42年間
在日コリアン野球チームが海を越えて、
韓国の高校野球大会に出場していた。
甲子園でも活躍し、その後プロ野球でも実績を残した
たくさんの選手たちが、まだ未熟な祖国の野球に
作戦など心理的な部分から、技術的にも
道具などにも多大な影響を与え、
今の韓国野球に基礎にもなっている
と言っても過言ではない貢献する。

在日のドキュメンタリーを多く手がける監督が
1982年準優勝を果たした在日チームのメンバーを追う。
そして彼らとすごくわくわくする計画を遂行するの。
強面の監督の顔と映画の内容から
選手たちにとても怪しい話だと勘ぐられ
彼らに会うこともままならなかったんだけど
それも劇中ではいいエピソードになっていて
とてもおもしろい。

数十年ぶりに再会した50代を超える当時の選手たちが
見る見る高校生時代の男の子に戻っていく。
いつまでも笑い転げている楽しそうなようすも、
共に色々な部分で過酷な現実を経験した
すべてを知る仲間だからかな。
生まれ育った国でも、自分の先祖のいる国からも
たっぷり疎外感味わわせてもらって
自分が何者なのか分からないという
在日コリアンなら必ずぶつかる壁のようなものを感じながらも
野球を通じて自分なり悩みながら理解してここまで来たんだな。

めちゃくちゃ楽しい映画に仕上がっているのは
彼らの野球を愛する素直な気持ちが
作品中に充満しまくっているからなんだ。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
キム・ミョンジュン
<< クリック


『ソング・オブ・ラホール』


ニューヨーク。
彼らの会話は非常にまじめで深刻なのに、
なんだか可笑しくて,ほほえましくて
純粋な人柄が垣間見える。
ラホールはパキスタンにある
映画産業の中心都市ですが
伝統音楽など、芸術も盛んな街。
すばらしい映画音楽もたくさん生まれた。
でも、イスラム化が進む70年代後半
タリバンによって文化芸術が崩壊する。
行き場をなくした音楽家は違う仕事で生計を立てつつ
細々だけど音楽を奏で続ける。

自国に音楽を聴く人がいないなら
世界に出ればいい!
伝統を継承するためには
自分たちも改革しなければならないと立ち上がるのだ。
彼らの行動は瞬く間に世界へ広がります。
そしてニューヨークで演奏することになるの。
アメリカの第一線で活躍するビッグバンドとの
困難を極める大騒ぎの合同練習から本番当日の
すばらしい最後までの約20分。
自ら照らす未来は続くのでした。

聞き慣れたジャズとは異なる
伝統楽器で奏でられるジャズが
耳にも身体にも心地よく
ジャズの奥深さを感じつつ、
見たことない楽器たちの音色に
気持ちが踊るよ。

パキスタンの人たちは芸術家であって
テロリストではない。
信仰の違いで人を殺すなんてどうかしてる。
一部の人間のせいで今も尚、それは続く。
どうかしてる。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
シャルミーン・ウベード=チナーイ
アンディ・ショーケン
<< クリック


“え〜がな500”


学生のみなさん、近くに学生がいる大人のみなさん!
5月に続いて来月11月も
関西のミニシアターで『え〜がな500』やります。
2人以上で行けば学生は500円で映画が観られます。
(大人は通常料金ですよ〜!)

相変わらず旅先の映画館で映画観るのが好きです。
関西方面へ来られる予定の学生さんや
ご家族のみなさんも、
あえて旅の途中で映画を観る楽しさを
身をもって体験してほしいですよ。

知らない街で映画を観るとね、
映画館を出た後、
その街の景色や見え方が変わるよ。

今回ポスターローラー作戦展開予定です。
このイベントで、だれかにとって
映画の存在が身近になりますように。

http://eigana500.tumblr.com/

(まつおかたかこ)



自転車日本縦断ロードムービー『Start Line スタートライン』


いいな〜。やってみたい。
と言うタイトルである。

この映画、10歳の頃から
愛読している本を思い出す。
絶望と希望と不安が
いつも一緒にいるけど
なんだか楽しそうなの。

映画監督で、この作品の主人公でもある今村さんは
この世に生を受けて間もない頃から耳が聞こえません。
そのことが健聴者とのコミュニケーションの壁なんだ・・・
(ほんとは違うんだと思うけどね)と感じていた彼女は
自分の未来のために、このままではいけない!と、
大好きな自転車で日本横断をし、
たくさんの知らない人々とコミュニケーションをし
素晴らしく(と、夢見ていたはず)変わって行く自分を、
映画として記録しよう!と考えます。

伴走車で撮影を任された哲さんは
監督行きつけの自転車屋さんのスタッフ。
自転車のプロです。
障がいを障がいと思わない、そのことさえ
前向きに捉え考えられる、とても素晴らしく強い人。

ゆえに、自転車歴1年で
交通ルールもまだよくわかっていない、
2人で決めたコミュニケーションに関することや
撮影のルールもちゃんと守れない監督に
もー厳しいのなんの!笑えるくらい!
2人のやりとりを見ていて、はらはらの場面がいっぱいだけど
そのハーモニーが観る人におもしろさと、
いろんな事を考えさせる要素になる。

一緒に走ってる気分させる太陽や雨,そして風。

みなさんもきっとあったと思う。
もう2度と会えないかもしれないんだけど
旅で出会う人たちは、知らないうちに自分の人生に
影響していることが多々ある。

tacaco matsuoka studio


上映終了いたしました
今村彩子
<< クリック


『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』


彼女のことを知らなくても、
どこかできっと
彼女の歌声を聞いているはず。
20世紀最高のボーカリストですよ。
彼女の歌声はもちろん、
当時の音楽やファッション、
劇的に変化してゆく文化や社会の様子も
折り込んで見所満載です。

自由は楽しいけど
孤独だなと思う。
でも、家族や友達や
恋人といても
孤独を感じることはある。
人は、ややこしくて
面倒な生き物なんだ。

生まれる時も
死ぬ時も
たくさんの人に
守られながら
その瞬間は一人。
生きている間に
一人に慣れておかないと
安心して歳を取れない。

思春期に深く傷つくと
その溝を埋める方法を見つけるために
がむしゃらに走り出すか
ただひたすらじっと
自分の中に閉じこもって
自然に溝が埋まるのを待つか。

ジャニスは何と引き換えに
あの歌声と一度見たら忘れられない笑顔を
手に入れたのかな。

映画で彼女のことを語る
たくさんの仲間たちは
今も昨日のことみたいに
当時を振り返る。
こんなにも愛されてたのに
彼女は満たされなかったんだ。
歌うこと以外に
実感が持てなかったんだ。

ていうか、それでも
なにがあっても薬物には
手を出しちゃだめです。

(まつおかたかこ)


12/24より
アンコール上映!
エイミー・バーグ
<< クリック


『ティエリー・トグルドーの憂鬱』


試写の後のエレベーターの中で
まるで自分の友達の話みたいに
映画の主人公のことを語る人たちに
大きくうなずく周りの人たち。

普通の感覚というのが
主人公なのか、経営者なのか。
人間らしさで言うならもちろん主人公だと思う。
彼の行動や考え方が普通ならば、
わたしの感覚が間違っていないなら
普通ってなんてかっこいいんだろうって
あらためて思うよ。
(しかも主演のヴァンサン・ランドンさん
ほんとかっこいいし!)
内容は深刻だけど、彼らの生活が
ほんっっとにほほえましくて
笑いにつつまれる場面もたくさんあったよ。

大事な家族の生活を守ることを考えれば
自分の中の正義を犠牲にし、
我慢しなければならないのかもしれないが
自分が自分らしくいられる場所を
あきらめないで、止まらないで探し続ければ
きっとあるはずだと思う。と、信じたい。

彼自身が社会や会社の間違いを正して
改善すればいいのにと
思う人もいるかもしれないけど
そこまでの気持ちの余裕も
切羽詰まった生活の余裕もないのが
今の社会なのかな 。
世の中にはこんな事が
知らないだけで、知ろうとしないだけで
そこら中で起きている。

(まつおかたかこ)


※こちらの作品は当館での上映作品ではありません。
 上映劇場は→クリック


『下衆の愛 LOWLIFE LOVE』


40歳目前
いまだ実家に居候
口八丁で実家へ
女優のタマゴを連れ込み
飲んだくれる日々
妹に糞味噌にののしられ
母親には一緒に死んでと
泣いて追いかけられでも
映画への夢を
あきらめきれない
同じ所をぐるぐる回りながら
どうにか前へ進もうと
翻弄する日々の中
ある新人女優との出会いで
これまでに経験のない
明るい未来が見えてきた

映画業界の下衆さ丸出し
社会の底辺で這いつくばって笑う
それはそれは下衆い奴ら
でも
ものすごく熱のある
熱い熱い人間を
大量に見ていたら
こっちまで熱くなって
泣けてきた

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
内田英治
渋川清彦、岡野真也、内田慈 ほか
<< クリック


『ふたりの桃源郷』


生まれてから死ぬまで
人間らしく生きるために
何が必要なのかを
この作品でまたひとつ
学んだ気がする。

誰かを思いやる気持ちが
こわいくらい
美しくて清々しくて
山も木も生活も
色んな好きが
どこまでも
つながっていて
2人はもういないけど
今もちゃんと続いているの。

色んな問題を含んでる
捉え方も出来る作品だけど
すごくシンプルな話だと思う。
だからこそぐっと来る。
予告編を見て、
さらに関係者からの
お話を少し伺って観たので、
冒頭から87分間涙が止まらず。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
佐々木聰
<< クリック


『さとにきたらええやん』


この映画の舞台「こどもの里」
http://www.eonet.ne.jp/~kodomonosato/は
大阪市西成区釜ヶ崎にある。
地域のみんなから「さと」と呼ばれ親しまれている。
0歳から20歳までの子供なら
国籍、障がいの有無なんか関係なく
無料で受け入れてくれる。
子供だけでない。
その親も地域さえ丸ごと支えてる。

社会環境がどんなに変わっても
大人の抱える問題や悩みが増えても減っても
それによって子供たちの置かれる環境が
大きく変わったとしても
さとの精神は変わらない。
どんなときも出来る限りの力で
彼らに寄り添う。
支え続ける。ただそれだけ。
簡単な事じゃないけど
みんな笑っているよ。
たぶん、今日もさとは
子供たちやその親たちや
働くおっちゃんもおばちゃんも
歌うたいもみんなみんな一緒に
笑って泣いて怒って遊んで
いつものように時が流れているよ。


(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
重江良樹
<< クリック


『あまくない砂糖の話』


砂糖はあまくておいしいね。
でも、ただあまくておいしいだけではないことを
わたしたちはあまり知らない。
人は一日平均ティースプーン40杯も
砂糖を摂取していることにもびっくりだけど
それがヘルシーと言われている低脂肪、ダイエット食品などに
多く含まれているのにさらにびっくりするんだけど
驚きはこんなもんじゃない。
普段身体にいいからとすすんで取っている食べ物が
身体にどれだけ恐ろしい影響を与えているのか
俳優でありこの作品の監督が自らの身体で検証するよ。
10年くらい前にマクドナルドの商品を一ヶ月食べ続ける映画があったけど
それと違うところは砂糖がハンバーガーよりもずっと身近な商品であること。
ゆえにすんごいリアルにこわい。

大きな企業はほとんどが利益至上主義ばかりなのかと思うと
悲しくなるけど、彼らがその考えを変えない以上
こちらが真実を知り、選択し対処するしかない。
1度甘美な罠にはまってしまうと
正常に戻ることはむずかしいみたいだけど
これを観ればきっと、自分のあたりまえの食事を
見直したくなることは間違いないよ。

非常に切実でまじめなお話なのにも関わらず
子供にも大人にもすすめたくなる
テンポがよくて、ポップで、かわいいくて、
おしゃれで音楽最高!なのが救いなの。

こういう保健室とか給食室に
はってありそうなポスターの
説明イラスト描くの結構楽しいの。笑

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
デイモン・ガモー
<< クリック


『永遠のヨギー ヨガをめぐる奇跡の旅』


発売から現在まで数百万部と売れ続けている
精神世界の教典「あるヨギの自叙伝」の著者の
パラマハンサ・ヨガナンダの生涯と教えを
ぎゅぎゅっと詰め込んだした映画。

いつもお世話になっている
Appleのスティーブ・ジョブズや
ビートルズのジョージ・ハリスンはじめ
世界各国色んな迷える人々が多大な影響を受け
彼の教えによって救われてきた。

タイトルからして
なんて怪しい映画だ!
(って思うのはわたしだけか?笑)と
思ったら大間違い。

言葉に出来ない不思議な感情は
誰もがいくつか持っていると思うけど
そのあたりにずばずば訴えてくる感じ。
共感する部分がかなり多かったし
それをわかりやすく言葉に置き換えてくれているし、
さらに科学的に提示してくれている。
「この人いいこと言うな〜!」の連続で
最後は泣けてしまった。

神さまは自分自身。
思っていることと
真逆のことを思ってる自分も
そのどちらかを選ぶ自分も
みんな自分。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
パオラ・ディ・フロリオ、
リサ・リーマン
<< クリック


『ファブリックの女王』


北欧を代表するファッション・ブランド「マリメッコ」。
創業者のアルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を
舞台と映画を癒合させてた手法で作られた作品で
この構造、美しいマリメッコを強調して見られるのが好き。
監督は創業当初の役員だそうで
彼女やマリメッコに対する愛ゆえ、
この作り方にたどり着いたのかなと思うと
なんだか納得してしまう。
自由でなかなかのはちゃめちゃ人生だったけど
そこさえも愛さずにはいられない人。

マリメッコってファブリック柄のことだと思ってたけど
そうか、そこから洋服や雑貨やインテリアまで
トータルで想像するブランドになってたんだ。
1951年に創業されて今も全然新しいのは
確固たる彼女の信念が大きな柱として今も残っているから
生まれる作品にぶれてないんだ。きっと。

『男は金の計算ばかりして人間を忘れている』
現代となっては男女関係なく言えることなのかもしれない。

華やかで明るくてどこか影がある
見ていて心が動かされるあの美しいファブリックが
まるで彼女の人生のようで、
たくさん画面からあふれてくるその結晶みたいな
マリメッコたちを見ているだけで元気になるよ。

(まつおかたかこ)


※こちらの作品は当館での上映作品ではありません。
 上映劇場は→クリック



『わたしの自由について ─SEALDs 2015─』


学生団体「SEALDs」。
2015年初夏から夏の終わり、
国会前の路上で声を上げ初め続け
国会前だけでなく全国各地で
同じ気持ちの人間がつながり
各所を埋め尽くした。
彼らの熱い激動の夏に密着した
ドキュメンタリーです。 

彼が言うとおりほんの小さな小さな動きなのかもしれないけど
きっと誰かの小さな光になったはずだなと観た人はきっと思う。
そして心に何かが留まると思う。
過去を思えば何も変わっていなくて
絶望することばかりだけど
その過去のおかげで未来への
行動につながったのならば
少しだけ希望はあるのかもね。

気持ちを表現する言葉を
まだよく知らない人間を押さえつけるために
たくさんの言葉があるわけではない。
誰かの意見を押させつけるために
言葉はあるんじゃない。

こんなにシンプルな気持ちで
こんなにシンブルな思いで
過去から未来につなげるために
突き上げられる気持ちのままに。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
西原孝至
<< クリック


“え〜がな500”


学生のみなさん、近くに学生がいる大人のみなさん!
昨年に続いて今年も関西のミニシアターで『え〜がな500』やります。
2人以上で行けば学生は500円で映画が観られます。
(大人は通常料金です!)
関西方面へ来られる予定の学生さんにも
旅の途中で観る映画が、自分にどんな影響を与えるか
身をもって体験してほしい。
知らない街で映画を観るのって
ほんとうに、すごくお勧めしたいの。

http://eigana500.tumblr.com/

今回ポスターローラー作戦展開中です。
意外と中学校や高校などが好意的でうれしい限りです。
母校の中学なんか職員室の前の扉と後ろの扉の掲示板に
1枚ずつ張ってくれました。

(まつおかたかこ)



『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』


友達がザ・スターリンというバンドのが熱狂的なファンだった。
彼らの歌う内容の素晴らしさや、ものすごくきれっきれのライブの様子を
それはそれは熱く語るのを聞き、一度行ってみたいと思いながらも
当時はその機会に恵まれなかった。

この作品はその伝説のボーカリスト、遠藤ミチロウ氏の自分記録映画。
彼が還暦をきっかけにスターリンを復活したんだけど
その活動のさなか起きた大震災。彼の出身地、福島も大きな被害を受ける。
不本意ではあっただろうけど彼がそれまでほとんど向き合うことのなかった
故郷を見つめるきっかけになったのは間違いないし、
それは自分自身を見つめ直す作業でもあったようです。
映画の中の彼はいたって普通の、どちらかと言うと静かな印象を受ける人で
友達から聞いてたあの超過激パフォーマーと同じ人物とは思えない位で
そのギャップにまずのけ反りますよ。
それはわたしだけではなく、彼自身も感じているのかもしれないと
観進めるにつれて強く感じてしまった。
苦しいのか楽しいのか、悩んでるのか喜んでいるのか、
本人も自覚出来ていないのかもしれない。
その確実でない何かを骨から肉付けて象るために
彼は歌い、表現し続けているのかもしれない。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
遠藤ミチロウ
<< クリック


『ヤクザと憲法』


暴力団排除条例など全国で施行され20年も経つんですね。
その後の彼らが痛々しいようす、
朝から規則正しく始まる不思議なヤクザの日常や
彼らだけなく、家族や親族、
彼らを支援した弁護士などにまで及ぶ
差別的な制裁の日々を存分に観られます。

テレビのニュースなんかで見る
抗争事件やマスコミの凄む
怖い映像が彼らの全てではないと
知らなければならないと思いながらも
全面的にヤクザを応援!と
言う気持ちになれないのも
素直なところである。

彼らが自ら選んでそこに進んだにしても
その道を彼の選択肢のひとつに導いた誰かも責任があるのかな。

街では警察よりも彼らたちのほうに
助けられることが多い場合もあるのはたしかで
警察が本当に困ったときに助けてくれなかった
経験をたくさんしている身としいては
西成の食堂のおばちゃんの言ってることがよくわかる。

彼ら自身が先か、こちらが先か、
変わる努力をはじめなければならないと
この映画を観れば、ヤクザはある意味社会の弱者なのかもしれないと思いながらも
すぐ近くにも彼らのような存在に人生をめちゃくちゃにされた人がいるのも
現実にある出来事であってだな。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
<< クリック


『DOGLEGS』


「DOGLEGS」(ドックレッグス)は
東京で生まれた障害者プロレス団体です。
創設25年、由緒ある誇り高き団体です。
もともとプロレスが好きではないのですが
普段触れることのない世界に触れる
とてもよい機会なることは間違いない。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
ヒース・カズンズ
サンボ慎太郎、アンチテーゼ北島、愛人(ラマン)ほか
<< クリック


『リザとキツネと恋する死者たち』


日本という国の文化は
こんなに愛されているんだなと
思うことがたくさんありますが
この作品でもその想いをひしひしと
感じることが出来る。
そこ、なんかまちがっているな(笑とか
そんな風に理解して
こんな風に表現するんだ!と
楽しんでいる間に
ストーリーにもどんどん引き込まれ
初めの「どこへ向かっているんだこれ?!」な展開からは
想像もつかない
奥の深い、壮大なラストへ向かうのです。

作品全体の色合いや
小さな細工がすごく好みの
眺めているだけで
しあわせになれる系の映画。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ
モーニカ・バルシャイ、デヴィッド・サクライ、ゾルターン・シュミエド ほか
<< クリック


『パンターニ 海賊と呼ばれたサイクリスト


トレードマークとは正反対の
大きな瞳がきらっきらの自転車大好き少年だった
彼に起きたとても悲しい人生の記録。
パンターニのトレードマークは
スキンヘッドにバンダナ、
ピアスにサングラス、そしておひげ。
戦う舞台は陸、と言うか山岳なのに
ついたあだ名は「海賊」です。

マルコ・パンターニ。
イタリア・チェゼナティコ出身。
同じ年にダブル・ツールを成し遂げた
最後のサイクリスト。
「ダブル・ツール」とは
自転車を知らない人でも聞いたことがあると思う
フランスを駆け巡るツール・ド・フランスと
イタリアの超過酷ツール、
ジロ・デ・イタリアで優勝した人のことを言う。

情熱があって好きであれば
プロを目指すのは当然のこと。
でも、プロになれば何かが変わる。
プレッシャーがかかるのは
報酬をもらい、誰かの期待に
応えなければならないから。
これはプロスポーツだけに限らず、
アルバイトだろうが会社員だろうが
いろんな職業のプロも報酬をもらうなら
どんな仕事でも言えることだと思う。

スポーツが誰かの利益のための道具になるとき
それはもうスポーツではなくなる。
健康のためにさせたスポーツは
母の手を離れ、プロになったとき
本人が全く望まない環境に置かれ
健全で美しいものでなくなってしまった。
今現在もこの作品で疑われる行為が行われてるとしたら
純粋に自転車を愛した人生がさらに汚されることになる。

(まつおかたかこ)


上映終了いたしました
ジェイムス・エルスキン
マルコ・パンターニ、グレッグ・レモン、ブラッドリー・ウィギンス ほか
<< クリック


まつおかたかこさん プロフィール

雑誌、広告、CI、書籍の装丁、
アーティストとのコラボレーション
ライブペインティング、企業キャラクター作成
映画、料理にまつわる雑誌連載など、
幅広く活動中。FAXから始まり現在はメルマガになった
暴力絵日記「年刊マツオカ」創刊。

http://www.tacacom.net/
 


Sorry Japanese Only. Copyright (C) 2002-2017 The Seventh Art Theater. All rights reserved.
第七藝術劇場Webサイトの画像、文章の転載は禁止しております。