カイエ・デュ・シネマ
  「山猫」
  「地獄に堕ちた勇者ども」
  「ベニスに死す」
  「ルートヴィヒ〜神々の黄昏」
  「時計仕掛けのオレンジ」
「ダントン」
  「八月の鯨」
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「ダントン」
監督:アンジェイ・ワイダ(ポーランド)
1982年フランス・ポーランド

ポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ監督がフランス革命を題材にした大作であり、「大理石の男」('76)、「鉄の男」('81)と共に同監督の“革命三部作”を構成する。
おフランス革命という激動の時代に生き、闘い、共に断頭台の露と消えると言う悲劇的な人生を歩んだ対照的な二人の革命家の友情、対立、葛藤を描き、人間の生き様、崇高と卑劣、公と私などを骨太に描き出すことに成功している。
野人ながら民衆の支持の厚い主人公、ジョルジュ=ジャック・ダントンを演じるのはフランスの名優ジェラール・ドゥパルデュー、清廉潔白ながら冷酷非情な理論家で最後には独裁を目論む貴族的な革命家マキシミリアン・ドゥ・ロベスピエールには監督の母国ポーランドのヴォイチェフ・プショニャック。
82年の公開当時フランスでは様々な論争を伴い大ヒット作となったそうだが、僕がこれを劇場で見たのは大学一回生の頃だったろうか(つまり84年頃)。
確か今は亡き、高麗橋の大阪三越劇場でのことだったと思う。
ワイダ監督独特のかなりグロいシーンもあるのだが、非情に感動したことを憶えている。
政治や革命に熱くなることのない最近の若い世代に、是非見てもらいたい作品である。
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