ラサへの歩き方 祈りの2400km
PATHS OF THE SOUL
こころは、シンプル。
2015年/中国/118分/ムヴィオラ 配給

チャン・ヤン
チベット巡礼の旅をする11人の村人たち
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五体投地(ごたいとうち)で2400kmもの距離を巡礼する。チベットの11人の村人たちの物語。
五体投地とは、両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏して祈る、仏教でもっとも丁寧な礼拝の方法。チベットには今も聖地巡礼を、五体投地で礼拝しながら、長い時間をかけて進んでいく人々がいる。「しゃくとり虫のように進む」と説明されるように、やってみれば、いかに進むのが大変かがわかる。本作は、チベットの小さな村の11人の村人が、聖地ラサへ、そして最終目的地の聖山カイラスへ、2400kmもの距離を、なんと1年をかけ、五体投地で行く巡礼旅を描いた驚くべきロードムービーである。過酷に見える巡礼なのに、なぜ彼らは楽しげなのか。その心のありかが見えてくる。

チベットの人々の暮らしの細部を記録し、巡礼旅の中にある生と死が大きな死生観を浮かび上がらせる。
死ぬ前にラサへ行きたいという叔父の願いを叶えようとする男ニマ。彼らが巡礼に出ると聞いて、同行を願い出る村人たち。老いもいれば、妊婦も、幼い少女もいる。彼らの行く道に何が待ち受けているのだろう。ドキュメンタリーかと見紛うが、本作はフィクション。しかし出演者はすべて実際の村人で、しかも彼らが演じるのは自身と重なる役柄。だからこそ、すべてがありのままで、かつてチベットの暮らしの細部をここまで記録した映画は記憶にない。一方で、巡礼の旅の中に生と死のドラマがあり、映画は大きな死生観を浮かび上がらせていく。『胡同のひまわり』のチャン・ヤン監督が、長年のチベットへの憧れをついに映画化した。

プレゼント
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