黒い暴動 GANGURO GALS RIOT
外野なんて、空気。
2016年/日本/75分/SPOTTED PRODUCTIONS 配給

宇賀那健一
馬場ふみか、柳英里紗、平松可奈子 ほか
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ギャルとは、あの時代、世界中で日本だけに発生したロックンロールだ!
僕がギャルに興味を持ったきっかけは過去に監督した映画の出演者オーディションまで遡る。オーディションに来ていた女の子が「私は中学時代、ガングロギャルで顔に貼るシールを巡って河原で決闘してました」と言ってきたのである。ピストルズを初めて聴いたときと同じ衝撃が僕を貫いた。まるで意味が分からない……けど、なんだそれ、クソカッコ良い!それから国会図書館に通い、ギャルがまるでボブ・ディランのように、時として自らが作ったスタンダードを壊してまで常にカウンターカルチャーであり続ける姿に衝撃を受けながら雑誌『egg』のアーカイブを読み漁った。何かに反抗するように誰よりも黒く焼き、かぶれるほどに目の周りをポスカで白く塗り、小銭が掴めないほどに爪を長く伸ばし、厚底に至っては高さを求めるあまりに階段から落ちて死者すら出る。「何のためにそんなことを?」いてもたってもいられなくなった僕は、ガングロカフェへ駆け込み、彼女達に聞いたが、彼女たちはそんな疑問を抱くこと自体が不思議なように「え?好きだから。外野なんて空気でしょ。明日死ぬかもしれないんだから好きなように生きたいよ」と返してきた。……なんだか自分自身がすごく恥ずかしくなった。僕はただのロック好きで、彼女たちはロックなんて知らずとも生き方そのものがロックンロールなのだ。僕が出来ることなんて、唯一映画を撮ることだけだ。だから、僕は彼女らに最大限の敬意を払い、愛を込めてカメラを向けた。ギャルとは、あの時代、世界中で日本だけに発生したロックンロールだ!心からそう思う。バカにしたければ、バカにすればいい。外野なんて、空気だ。
(企画・監督・脚本・編集・原作)宇賀那健一

【STORY】
高校時代、金沢出身の伝説バンド「LONDON KO-RINBOW」に触発され、軽音楽部に所属するも煮え切らない「クソ」な日々を過ごしていた美羽(馬場ふみか)。ある日、ギャルな先輩・紗都美(今井華)に導かれ、ガングロギャルチーム「ブラック・ハマナス」に出会った美羽、あおい(平松可奈子)、優等生の彩香(柳英里紗)は、勢いで加入することに。パラパラダンスに打ち込む美羽たちの姿は、軽音楽部でロックを目指していた柴田(間宮祥太朗)も刺激を受ける程の輝きを放っていた。──12年後、東京で冴えない日々を送る美羽、同級生のダンナとラーメン屋を経営するあおい、大阪の人気風俗嬢となった彩香が地元で再会。元ギャルの3人は、高校時代に砂浜に埋めたタイムカプセルを探しに向かうが…。

主演は、non-noのモデルやグラビア、仮面ライダードライブの“メディック”役などで熱狂的な支持を集める馬場ふみか。共演に『ローリング』の柳英里紗、アイドルグループSKE48出身の平松可奈子、『ライチ☆光クラブ』『高台家の人々』の間宮祥太朗、渋谷ギャルのカリスマ・今井華、実力派俳優・稲川実代子、川瀬陽太、山本浩司、三浦誠己、ギャル界から黒ギャルユニットBLACK DIAMOND、ギャル書道家のなちゅ(元SDN48)、チャラ男芸人の慶などが集結。主題歌は人気バンド・忘れらんねえよが書き下ろした『世界であんたはいちばん綺麗だ』(ベスト盤『忘れらんねえよのこれまでと、これから。』に収録)。監督は、構想7年、企画から立ち上げ初長編作品となる新鋭・宇賀那健一が務める。


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