おクジラさま ふたつの正義の物語
小さな町に押し寄せた、クジラを巡る大きな衝突
★第21回釜山国際映画祭コンペティション部門正式招待

2017年/日本=アメリカ/96分/エレファントハウス 配給
(c)「おクジラさま」プロジェクトチーム

佐々木芽生(『ハーブ&ドロシー』)
未定
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真実はひとつではない。
正義の反対は悪ではなく別の正義。

NY在住女性監督が見つめる、世界の分断とその先の未来
和歌山県太地町。イルカやクジラの追い込み漁を糾弾した映画『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞(2010年)して以来、活動家の攻撃ターゲットとなる。
この年の秋、過激な抗議で知られるシーシェパードのメンバーが、黒いドクロマーク付きのTシャツで、やってきた。彼らは、メディアを使って世界で最も成功している環境NGOの一つ。南氷洋で日本の調査捕鯨船に体当たりしては新聞やテレビを賑わせ、彼らの“英雄行為”に対して世界中から数百万ドルという寄付金が集まる。彼らは“漁”を撮影し配信。すると非難の声が町役場や漁業組合に殺到し、さらに多くの欧米の活動家が駆けつける。そして国内外の取材陣や、街宣車で活動家を脅す政治団体までやってくる。

大ヒットした「ハーブ&ドロシー」の佐々木芽生(めぐみ)監督が半世紀以上続く[捕鯨論争]に新たな光を当てる
ここは古式捕鯨発祥の地として知られ、400年以上前から鯨と共に生きてきた。しかし欧米人には全く理解されない。彼らは時代とともに悪しき制度は排除してきた。これも同様に止めるべきという考えだ。
2014年秋、状況はさらに悪化していた。活動家は大型バスで乗り付け、警察官、海上保安庁、時には機動隊まで出動。TAIJIの名は“イルカ殺しの町”として世界中に知れ渡り、SNSを通じて罵詈雑言が拡散。
絶望的なこの状況の中で1人のアメリカ人ジャーナリストが太地町に住み込み人々を理解しようと奔走するが…。
カメラはメディアが報じてきた二項対立──捕鯨を守る日本人と許さない外国人──という図式ではなく賛否に縛られない多種多様な意見を捉えていく。
歴史・宗教・イデオロギー、自分と相容れない他者との共存は果たして可能なのか?今まさに、世界が直面している「ダイバーシティ〜多様性の危機」を克服するヒントがこの映画にはある。
嫌いなヒトをスッキリ排除しますか?
それとも、一緒に生きていきますか?


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