廻り神楽
廻り神楽
神楽が来れば、春はもうすぐなのす。
―海辺の死者と生者の通い路を今日も神楽衆は廻ります。
2017年/日本/94分/配給 ヴィジュアルフォークロア
©VISUAL FOLKLORE INC.
監督 遠藤 協、大澤未来
出演 黒森神楽保存会
語り 一城みゆ希
昔話朗読 森田美樹子(劇研麦の会)
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
『海の産屋』相互割引 1,500円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト https://www.mawarikagura.com/
『廻り神楽』
『海の産屋 雄勝法印神楽』 相互割引
 『廻り神楽』←→『海の産屋 雄勝法印神楽』
 それぞれの半券ご提示で、一般料金より300円割引となります。
 ◆『海の産屋 雄勝法印神楽』の詳細は→こちら
大津波を生き抜いた黒森神楽[国指定重要無形民俗文化財]と、三陸の<現在>を描くドキュメンタリー
親潮と黒潮が交わる豊かな三陸の海辺を巡りつづけてきた黒森神楽。
大漁や海上安全を願い、神楽を篤く信仰してきた漁師たち。
しかし千年に一度と言われる大津波が沿岸を襲う。自然の強大な力により海辺の人々は深い傷を負う。

間一髪のところで津波を逃れた神楽衆が、以前と同じように海辺を巡りはじめる。
神々や精霊が息づく三陸を、神の使いとなって巡る神楽衆。死者を鎮魂し、生者を元気づける音色が沿岸に響く。
なぜ人々はこの地に住まいつづけるのか。大災害を前に神楽はなにができるのか。

いまだ津波の余波に揺れ続ける沿岸を、いく度もの津波を生き抜いてきた神楽が廻る。その通い路に、津波のあとの「海の遠野物語」が紡がれる。

黒森神楽と映画の舞台「三陸」
国指定重要無形民俗文化財の「黒森神楽」は、岩手県宮古市の黒森山を拠点に、毎年春になると権現様(獅子頭)のお供をして岩手県の沿岸を巡る「廻り神楽」。
340年以上も、三陸の沿岸南北150kmにおよぶ地域を巡り続けてきたとされる。黒森神社には約700年前の南北朝時代初期の権現様が伝わり、歴史のさらなる古さを物語る。

海とともに生きる三陸の人々は、日々の生活や人生の節目の祈りを神楽に託してきた。海の安全、大漁祈願、家の安寧、子や孫の健やかな成長、新造船や新宅祝い…。黒森神楽は、ゆりかごから墓場まで人生のあらゆる節目に対応して舞い祈り、亡き人には神楽念仏を捧げる。これほど海辺の人々の人生に寄り添ってきた神楽は他にない。

東日本大震災から6年を経てもなお、はげしい変貌と困難が続く現在、人々を元気付け、死者の魂を慰める黒森神楽の果たす役割は、ますます大きくなっている。

プレゼント
ご来場のお客様に先着で「岩手県産直ワカメ」をプレゼント(岩手県漁連ご提供)
※無くなり次第終了となります
※ 終了しました
トークショー
■3/10(土)13:10の回上映後 トークイベント開催予定

テーマ「災害のフォークロアと芸能 遠野物語/黒森神楽」

作家・民俗学者として震災後に「遠野物語」をはじめ柳田国男を読み直す著作を発表されている畑中章宏さん、関西在住の黒森神楽研究者・中村光江さんをお招きして、共同監督・プロデューサーの遠藤 協とのアフタートークを開催します。上映後たっぷり時間をとりました!多方面から映画『廻り神楽』を語る1日限りのイベントです。どうぞご来場ください。

登壇者:畑中章宏さん(民俗学者)、中村光江さん(黒森神楽研究者)、遠藤 協監督

畑中章宏さん 畑中章宏(はたなか あきひろ)
1962年、大阪生まれ。作家・民俗学者・編集者。
『柳田国男と今和次郎』『災害と妖怪』『天災と日本人』『蚕』など著作多数。最新刊は『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)。
中村光江さん 中村光江(なかむら みつえ)
民間企業の会社員兼大阪市立大学都市文化研究センター研究員。
自身が阪神淡路大震災で被災したことを起因に3.11後、岩手県沿岸部の芸能に関心を持ち、2012年に宮古で黒森神楽と出会う。以来、黒森神楽の活動を追いながら、神楽宿の聞き取りなどを継続中。近年は保存会の広報物制作などもお手伝い。
遠藤 協(えんどう かのう)
映画『廻り神楽』共同監督・プロデューサー。
ドキュメンタリー映画、民俗映像の企画・制作・配給を生業としている。
※当日 本作をご鑑賞の方のみ対象です