ほんとにあった!呪いのビデオBEST10
ヴァンサンへの手紙
J'avancerai vers toi avec les yeux d'un sourd
手話が生み出す、豊かな静寂。
それはあなたからの最高の贈り物。
2015年/フランス/112分/アップリンク、聾の鳥プロダクション 配給
©2015 Kaléo Films, Le Miroir
監督 レティシア・カートン
前売券 1,500円 【公開初日前日まで販売】
料金
(当日)
一般 1,800円/専門・大学生 1,500円
シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円
会員料金1,000円 ★ナナゲイ会員新規ご入会随時受付
公式サイト http://www.uplink.co.jp/vincent/
レティシア監督から、今は亡き友人ヴァンサンへ、
10年間の想いを綴ったビデオレター。
一緒にこの映画を作るはずだった友人・ヴァンサンが突然命を絶った。あれから10年間、監督は「ろう者の存在を知らせたい」という彼の遺志を継ぎ、この映画を完成させる。
ニコラ・フィリベール監督の傑作ドキュメンタリー『音のない世界で』(1992年)に登場していた、耳に大きなヘッドフォンをあて、声の出し方を教わる子どもたち。
「話すこと」を求められた彼らの、その後の物語ともいえる本作は、ろう者の存在に再び光をあて、彼らが抱える言葉にならない複雑な感情に“目”を澄ます。
130年間にわたる手話の禁止が解かれて、まもなく8年。「ヴァンサンは私だ」世界中のろう者に巻き起こった共感の渦がついに日本に。
1880年ミラノでの「第2回国際ろう教育国際会議」で手話を禁ずる決議が採択され、2010年バンクーバーで行われた「第21回国際ろう教育国際会議」でその手話の禁止を取り消す決議までの130年間、手話は各国から排除されていた。「この映画で描かれている問題はフランスだけではなく、世界各国で起きている」というレティシア監督の言葉通り、本作はモントリオール映画祭など数々の映画祭で上映され、観客の価値観を大きく揺さぶり、ろう者の強い共感と圧倒的な支持を得た。日本では2017年4月に東京ろう映画祭で『新・音のない世界で』として上映され大きな成功を収めた。
トークショー
■10/28(日) 14:15の回上映後 トークショー予定(※手話通訳あり)
斉藤渡(『手話の歴史』翻訳)
前田浩(『手話の歴史』監修・解説)
牧原依里(聾の鳥プロダクション)
<内容>
10月28日、映画『ヴァンサンへの手紙』を買い付けた牧原依里さんと、『手話の歴史〜ろう者が手話を生み、奪われ、取り戻すまで〜』の翻訳を担った斉藤渡さん、監修を行った前田浩さんのトークショーを開催いたします。
映画・書籍の共通点はろう教育の発端がフランスであること。映画がレティシア監督のパーソナル的な部分から撮られているのに対して、書籍は歴史的な視点で手話の歴史を辿っていきます。この2つの作品から見出すメッセージとは何か。皆さまのご来館をお待ちしております。
牧原依里
横浜市育ち。聾の鳥プロダクション代表。ろう者の“音楽”をテーマにしたアート・ドキュメンタリー映画『LISTEN リッスン』(2016)を雫境(DAKEI)と共同監督。既存の映画が聴者による〈聴文化〉における受容を前提としていることから、ろう者当事者としての〈ろう文化〉の視点から問い返す映画表現を実践。ほかに東京国際ろう映画祭代表、異言語Lab.プロジェクトマネージャー等。今回、映画『ヴァンサンへの手紙』を買い付ける。
斉藤渡
群馬県生まれ。京都大学文学部西洋史学科卒業。大阪府立長吉高校、同生野高等聾学校教員、あすくの里職員を経て、2007年より大阪ろうあ会館勤務。通訳相談課・労働グループ・大阪府委託ワークライフ支援事業担当。手話通訳士。『手話の歴史〜ろう者が手話を生み、奪われ、取り戻すまで〜』翻訳
前田浩
大阪市生まれ、大阪市立聾学校小学部、地域の中学高校を経て同志社大学法学部卒。大阪教育大学院修士課程修了。大阪市立聾学校に35年勤務し、2018年4月より大阪ろう就労支援センター理事長。『365日のワークシート』、『みるみる日本ご〜みるくとくるみの大ぼうけん』等の編集主幹、『手話の歴史〜ろう者が手話を生み、奪われ、取り戻すまで〜』監修。
書籍「手話の歴史」(監修:前田浩/翻訳:斉藤渡)
→詳細(amazon)
※当日 本作をご鑑賞の方のみ対象です