研ぎ澄まされたモノクローム映像で綴る 孤高のノワール・サスペンス
倫敦
から来た男
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果てることな海のそば。静かに生きる鉄道員のマロワン。毎晩「ガラスの檻」のような制御室から、漆黒の港と駅を見下ろしている。ある夜、彼の平凡な生活に、突然立ち現れた”倫敦から来た男”ブラウン。マロワンは偶然にもブラウンが犯した殺人の現場を目撃してしまう。そして、殺された男が持っていた大金の入ったトランクを、マロワンは海中から見つけ出す。それはブラウンが必死に探していたものだった…。出会うはずのなかった男たちの人生が交差し、ゆっくり破滅へと向かってゆく。
7時間半にも及ぶ大作「サタンタンゴ」、驚嘆の傑作『ヴェルクマイスター・ハーモニー』で観客を熱狂させ、ブラッド・ピット、ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュら世界の映画人が心酔するハンガリーの至宝タル・ベーラ。ベルリン、カンヌなど名だたる映画祭でゆるぎない地位を築くと共に、”芸術作品”としても称賛を受け、ルーヴル美術館やニューヨーク近代美術館(MOMA)でも、特集上映が行われた彼の最新作いよいよ日本公開を迎える。時代の寵児デレク・ジャーマンのミューズとしてデビュー後、幅広く活躍し『フィクサー』で2008年アカデミー賞助演女優賞に輝いたティルダ・スウィントンを筆頭に、個性的で風変わりな登場人物たちが、幻想的な異世界へと観る者をいざなう。光と影を熟知したモノクロームの映像美、空間の概念を揺るがすカメラワーク、登場人物の心情をも見透かすような長回し、タル・ベーラの完璧な技巧と独自の哲学で構築された”本物の映画”がここに誕生した。それは新たなる伝説の幕開けとなる。
(2007年/ハンガリー=ドイツ=フランス/138分/DV/ビターズ・エンド配給)
『倫敦から来た男』上映に関するご案内
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映画『倫敦から来た男』の上映プリントは、モノクロの質感を再現するための特殊な材質のフィルムを使用しており、現在、日本で通常使用されているものより極めて脆い素材という連絡が事前にありました。
当館にてテスト試写をした結果、これまでの上映に伴う摩耗などによるプリントの劣化が激しく、それはサウンド面にも及んでおり上映出来る状態ではありません。また、配給側で別フィルムの手配ができない現状にあり、誠に残念ですが、フィルムでの上映が不可能と判断し、デジタル素材での上映に変更いたしました。
判断が上映直前になりましたことをお詫び申し上げます。ご鑑賞くださるお客様には誠に恐れ入りますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます
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第七藝術劇場 支配人 松村厚
配給 ビターズ・エンド
タル・ベーラ
ミロスラヴ・クロボット、ティルダ・スウィントン ほか
1,500円
一般1,800円
専門・大学生1,500円
中・高・シニア1,000円
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