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10年の歳月が、命の尊さ、生きる意味をやわらかに問いかける。 |
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風のかたち -小児がんと仲間たちの10年-
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●10 年前の夏、私は小児がんと闘う仲間達の一群と三浦海岸で出逢いました。細谷亮太医師(小児科・聖路加国際病院副院長)をリーダーとする、SMS サマーキャンプに撮影スタッフと共に参加したからです。
そこには、病気を克服し、社会の小児がんに対する偏見や差別を跳ね返そう
ともがく子ども達がいました。
小児がんはもう、不治の病ではありません。
現在、全国におよそ2 万5 千人いると言われる小児がん患者の10 人のうち、8 人までもが治っているのです。確かに、一時代前まで、死に至る病として恐れられていたのですが、医学の進歩は、20 世紀後半から、小児がんを“治る病気”に変えたのです。
恥ずかしいことに、私がそうした事実を知ったのも、キャンプに参加してからです。
以来10 年、私は毎年のキャンプにカメラと共に参加し、小児がんと闘う仲間たちに寄り添うように、彼らの悩みや夢の肉声に耳を澄ませ続けてきました。そして、毎年のキャンプの記録を年に一度、キャンプの参加者だけに観てもらう映画制作を繰りかえしてきました。
「10 年間、記録を続けてみよう・・・
劇的に変化し続ける小児がん治療の只中で、子ども達の心の側に立って映像を記録することは、大きな意味があると思う」細谷医師をはじめとするSMSキャンプスタッフと私の考えは一致していました。
そして10 年。
10 年間の記録は、子ども達の蘇る命の力を見届け、成長を見守る「再生」の物語となりました。 |
(2009年/日本/105分/DV/イセFILM)
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