●1958年、閑静な郊外の町での、ひと夏の出来事− 12歳の少年デヴィッドの隣に住むチャンドラー家に、ミーガンとスーザンのローリン姉妹が越してきた。凄惨な交通事故で両親を失い、孤児になってしまった二人は、伯母のルス・チャンドラーの元に身を寄せる事になったのだ。 デヴィッドはミーガンと親しくなり、美しく可憐な彼女に恋心を抱き始める。だが、デヴィッドは気づいてしまう。隣家で人知れず繰り広げられているのは、伯母による姉妹への、嫉妬と憎悪が入り混じった理不尽な暴力である事に。そう、伯母のルスは、情緒不安定なサイコ女だったのだ…。 ルスによる姉妹への仕打ちは、最初は言葉による罵倒のみであったが、徐々に肉体的暴力へとエスカレート。やがてルスの息子たちや近所の少年達さえもが姉妹への虐待に加わっていく。まるで、ルスの狂気が少年達に伝染していくかのように。可憐な少女が受けるのは、最終的には紛れもない陵辱になっていた。 そして、ルスの元に拷問に加担する少年達の中に、なんとデヴィッドの姿もあった…。そのひと夏の出来事は、デヴィッドのその後の人生から永遠に消えることのない、暗黒の闇となる。