鮮やか過ぎた赤
まっすぐに歪んだ白
それでも美しく
終わらない青 Never Ending Blue
20代前半の女性7人に1人が経験する自傷行為。この社会的現象に真摯に向き合う作り手は、会話や行為、間などの省略を避け、音楽を使わずリアルに肉進する。観終わって無力感、罪悪感の残るアンチ・ファンタな問題作。
リアル・リスト・カッター水井真希を主演に迎えた本作は、過激な描写などで審査員や観客の間で、賛否両論を巻き起こした。

鬱の母、厳格なサラリーマンの父を持つ高校生の楓。幼い頃から続く、実父からの虐待、罰としての性的虐待。日常的に行われるリストカットは、心のバランスを保つためであり、楓を生と繋ぐ、唯一の手段であった。数週間、生理が来ていないが、誰にも相談できないまま時が経つ。あるとき、おなかに宿った小さな命の、自分に対しての愛を感じ取り「産みたい」と思い、そして絶対に守ろうと誓う。徐々に体に変化が現れはじめ、父の虐待はエスカレートしていく。楓の置かれた現実に対し、皮肉にも空はいつも美しく、ただ楓をじっと見ているかのようだ。

(2009年/日本/66分/DV/paranoid kitchen 配給)
 
緒方貴臣
水井真希、小野孝弘、三村純子 ほか
販売なし
一般・専門・大学生 1,500円
シニア 1,000円
<< クリック

Sorry Japanese Only. Copyright (C) 2002-2011 The Seventh Art Theater. All rights reserved.
第七藝術劇場Webサイトの画像、文章の転載は禁止しております。