WANG BING BEST SELECTION
中国─歴史─記憶─労働─日常、そして映画。
[ワン・ビン(王兵)傑作選 in 関西]
(全4作品/DV)
配給:ムヴィオラ
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭、第七藝術劇場、京都みなみ会館
作品提供:Umedia、Galerie chantal crousel、山形国際ドキュメンタリー映画祭
この10年に登場した最も重要な映画監督の1人が、中国のワン・ビンである。最新作にして待望の日本初劇場公開作『無言歌』を前に、伝説のドキュメンタリー『鉄西区』他、いち早くその才能を体感する。

『鉄西区』
WEST OF TRACKS


(1999-2003/3部構成/DV/545分)
★山形国際ドキュメンタリー映画祭2003大賞
★2002リスボン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ
★2003マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ
★2003ナント3大陸映画祭ドキュメンタリー部門最高賞


日本占領中に設立され、大規模な工業地域に変貌していった中国東北部瀋陽にある鉄西区。現在は廃れゆくこの地域を三部構成の中に描き出した9時間におよぶ超長編ドキュメンタリー。地域を限定し長い時間をかけて記録することにより中国社会が抱える現実をも浮き彫りにし、ワン・ビンの名前を世界に轟かせた伝説的作品。

1部:工場 RUST(240分)
衰退していく工場の没落とそこで働く労働者たちの暮しの記録
2部:街 REMNANTS(175分)
労働者住宅の取り壊しによって街を離れていく若者たちの姿を追う
3部:鉄路 RAILS(130分)
各工場を結ぶ貨物鉄道の衰退とそこで生活を送る一組の父子の物語

※本作は、鉄西区を舞台に3部作として構成されていますが、ワン・ビン監督は1部づつが独立した物語であることを意図しています。1部づつでもご鑑賞の妨げになるものではありません。

『鳳鳴-中国の記憶』
FENGMING, A CHINESE MEMOIR


(2007年/DV/183分)
★2007年カンヌ国際映画祭公式出品
★山形国際ドキュメンタリー映画祭2007大賞


赤い服を身にまといソファーに腰を掛ける老女、鳳鳴(フォン・ミン)。1950年代以降の反右派闘争や文化大革命の粛正運動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年にわたるひとりの女性の物語が細部にわたる詳細な記憶で語られる。カメラに向かって語り続ける老女の姿に、中国現代史と映画の可能性が同時に交差する感動的な傑作。
関西初上映
『世界の現状』
THE STATE OF THE WORLD


(2007年/DV/101分)
★2007年カンヌ国際映画祭 監督週間公式出品

ワン・ビン、ペドロ・コスタ、シャンタル・アケルマン、アイーシャ・アブラハム、ヴィセンテ・フェラス、アピチャッポン・ウィーラセタクン、現代の映画を牽引する6人の監督が、それぞれの視点による「世界」を描くオムニバス。ワン・ビン監督編は、現代の工場と思われる風景が60年代の文革期における粛清の現場となった記憶に繋がっていく「暴虐工廠(暴力工廠)」。これが初めての劇映画だが、その過去を立ち上がらせる恐るべき描写は『無言歌』への助走ともいえる迫力に満ちている。
第七藝術劇場のみの上映
『名前のない男』
MAN WITH NO NAME


(2009年/DV/96分)


男はただ1人で荒れ野のような土地に開いた洞穴に暮らしている。男が日々行うのは、すべて「食べる」ことにつながる行為だ。ワン・ビンのカメラは食べて眠ることを繰り返す男を、四季を通して撮り続ける。男は一言も口をきかず、カメラもまたただそこにいる。しかし、奇妙に目を離せない男の日常から、いつしか「生」と「人間」の根本が現れる。

上映スケジュール
12/17(土)〜12/23(金・祝)
販売なし
一般 1,500円
専門・大学生 1,300円
中・高・シニア 1,000円
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12/17(土) 14:50(〜17:55終)『鳳鳴-中国の記憶』
12/18(日) 14:50(〜16:35終)『世界の現状』

16:50
(〜18:30終)『名前のない男』
12/19(月) 14:50(〜17:55終)『鳳鳴-中国の記憶』
12/20(火) 14:50(〜16:30終)『名前のない男』

16:45
(〜18:30終)『世界の現状』
12/21(水) 14:50(〜18:50終)『鉄西区 1部:工場』
※本編スタート/途中休憩なし
19:05
(〜20:46終)『世界の現状』
※本編スタート
12/22(木) 14:50(〜17:50終)『鉄西区 2部:街』
12/23(金・祝) 14:50(〜17:05終)『鉄西区 3部:鉄路』

※『鉄西区1部:工場』『鉄西区2部:街』の上映におきまして、途中1度テープチェンジを行います。その間(約1分)、場内が真っ暗な状態になります。予めご了承下さい。なお途中休憩はございません。
ワン・ビン監督最新作『無言歌』詳細はこちら→クリック

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