誰もひとりでは生きられない。
(とな)る人 never let me go,.


「児童養護施設」とは?
児童福祉施設の一つで、全国約580施設あり、総児童数は約3万人。親の離婚や病気、災害や事故、あるいは虐待を受けるなど、家族による養育が困難な2歳〜18歳位までの子どもたちが生活している。施設の規模は様々だが、本作では小規模の児童養護施設「光の子どもの家」の生活に8年間密着した。監督は、フリージャーナリストとしてフィリピンやインドネシアの児童問題を取材し、本作が長編ドキュメンタリー映画初監督作品となる刀川和也。血のつながりのない大人と子どもが共に生き、信頼関係を築いていく現場に寄り添う濃密な映像は、施設の外で生きる私たちに対しても、人と人とのつながりの意味を改めて問いかける。

親と暮らせない子どもたちと、隣り合う保育士たち。そして、子どもとふたたび暮らすことを願う親。
ある児童養護施設の日常を追う8年間のドキュメンタリー。

あなたは、
誰かにとっての
「隣る人」に
なれますか?

そこにいなければ撮れなかった──
8年間におよぶ児童養護施設の日常
愛を求める子どもたちと、それに隣る大人たち

地方のとある児童養護施設。ここでは様々な事情で親と一緒に暮らせない子どもたちが「親代わり」の保育士と生活を共にしている。マリコさんが担当しているのは、生意気ざかりのムツミと甘えん坊のマリナ。本来、親から無条件に与えられるはずの愛情だが、2人にとっては競って獲得しなければならない大事な栄養素。マリコさんを取り合ってケンカすることもしばしばだ。そんなある日、離れて暮らしていたムツミの母親が、ふたたび子どもと一緒に暮らしたいという思いを抱えて施設にやってくる。壊れた絆を取り戻そうと懸命に生きる人々の、平凡だけど大切な日々の暮らしは今日も続く。

児童虐待などの暗いニュースの多い昨今だが、児童養護施設には子どもたちがこんなにも保育士たちを 慕って心の安定を得ているところもあると知って、本当に嬉しい気持ちになる作品である。映画としても、 人と人が、こんなに純粋に、愛をそそぎ、愛を受けとめる姿を、かくも豊かに、たっぷり撮影し得た作品はそうザラにはない。 ドキュメンタリーの傑作だと思う。人間万歳!
佐藤忠男(映画評論家)
(2011年/日本/85分/アジアプレス・インターナショナル 配給)
 ※デジタル上映
刀川和也
刀川和也、小野さやか、大澤一生
1,300円【公開初日前日まで販売】
一般:1,700円
専門・大学生1,400円
中・高・シニア1,000円
小人700円
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