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丹下左膳役で知られる戦前の6大時代劇スターのひとり、大河内伝次郎のもうひとつの代表的役どころ。伊藤大輔監督との名コンビによる“次郎吉”もの。
身が危うくなった義賊・鼠小僧次郎吉は上方へ逃れていく舩の中で姉御肌の女・お仙とねんごろの仲になる。一方、貧しい身なりながら清楚な美少女・お喜乃を、お仙の兄・仁吉の手から助け出す。お喜乃のために決着をつけようと仁吉の家に乗り込むが、そこはすでに捕り方の手が回っていた。次郎吉の危機を察知したお仙は、自らの命も顧みず、川に飛び込んで捕り方の目をあざむく…。
昭和初期サイレンと黄金期の名作はほとんど消失しており「御誂次郎吉格子」も“幻の傑作”とされていた。1975年に大阪・泉大津の旧家で劇映画、ニュース映画など約50本のフィルムがみつかり、当時、日本映画研究の第一人者だった映画評論家、故・滝沢一氏らがその中からほぼ完全な形で『御誂次郎吉格子』を発見、“映画史上の快挙”として報道された。
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