2020年 / 日本 / 108分 / ニチホランド 配給
監督井上 昌典
脚本森脇 京子
出演栗山千明、平岡祐太、大久保麻梨子、木村祐一
「レンコンの穴は、先が見えるから縁起がいい・・・」
大学卒業後、大阪・堺市で銀行マンとして働く山田良一にある日、故郷の金沢でれんこん農家を営む母から「父親(竹市)が脳梗塞で倒れた」と電話が入る。父、竹市が倒れたことにより、畑を引き継ぐか売却か二択を迫られる良一。結婚を考えている恋人、凜のこともあり、なかなか決断できない。戸惑いながらも父に代わって畑へと向かう良一の姿に、不安と苛立ちを募らせる凜。一方、農林水産省かられんこん農家の視察として神野恵子が金沢へとやって来るのだった。
<加賀れんこん>が紡ぎ出す絆
きっと、あなたも“大切なあの人”に逢いたくなる──
シリーズ1作目『種まく旅人〜みのりの茶〜』は、映画俳優としても活躍していた塩屋 俊の企画から始まり、自らがメガホンをとり、大分県の「お茶」をテーマに制作され、2012年に公開された。人の命を繋ぐ「食」をテーマにシリーズ化することで、第一次産業の活性化を考えていたが、公開翌年の2013年、56歳という若さで急病のためこの世を去った。その後、塩屋故人の意志を松竹撮影所が引き継ぎ、2015年に2作目『種まく旅人~くにうみの郷~』が、淡路島の「タマネギと海苔」をテーマに制作され公開された。翌年の2016年に岡山県の「桃」をテーマに3作目、『種まく旅人~夢のつぎ木~』が公開されている。そして、今回がシリーズ4作目となる。題材は、石川県金沢市の伝統野菜でもある「加賀れんこん」。後継者不在に悩む農業の現実を見つめなおす重厚な内容に加え、農業で活躍する女性たち、通称「農業女子」を登場させ、心温まるヒューマンストーリーを完成させた。メガホンをとったのは、『シネマ歌舞伎 女殺油地獄』などの監督を務める井上昌典。主演は、シリーズ2作目に続き農林水産省で農業の活性化に向けて頑張る主人公・神野恵子役を演じる栗山千明。実家のれんこん畑の後継ぎ問題に直面する銀行マン・山田良一役を平岡祐太。その恋人役を大久保麻梨子が演じる。 さらには木村祐一、永島敏行、綿引勝彦など豪華実力派俳優陣が顔を揃えている。
2021/4/3(土)~2021/4/16(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,100円 |
専門・大学生 | 1,500円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |