2023年 / 日本 / 140分 / コギトワークス 配給 / 公式サイト
監督横浜聡⼦、⽯井岳⿓、加藤拓⼈、守屋⽂雄
音楽菊地成孔/新⾳楽制作⼯房
脚本いながききよたか、加藤拓⼈、守屋⽂雄
出演嶺 豪⼀、柳 英⾥紗、井之脇 海、⽩⽥ 迪巴耶、宇野祥平、平井 亜門、瑚海みどり、諫早幸作、木村文哉、塩塚モエカ、伊澤彩織、渋川清彦、木竜麻生、松浦祐也、橋野純平、岩谷健司、水澤紳吾、後藤ユウミ、邦城龍明
もうすぐ人間
神尾家の 4 ⼈兄弟姉妹には、普通の⼈とは違うある特徴があった。それぞれに感情の⼀部が⽋けているということだった。
たとえば、喜び。たとえば、怒り。たとえば、楽しみ。たとえば、寂しさ。
彼らは、兄弟姉妹。どこか⾒覚えのある私たちの隣⼈、いや、もしかしたら私たち⾃⾝……︖
仮に、完全無⽋の感情が備わっているのが『⼈間』の条件なのだとしたら、彼らは『もうすぐ⼈間』になるでしょう……。
いや、それとも、いつまでも『もうすぐ⼈間』でいいのかもしれません。
⻑男 神尾光(嶺豪⼀)には、『喜び』がない。新作映画のシナリオを執筆中の彼は、監督からラストシーンの「再会の喜び」を表すセリフがしっくりこないとリライトを求められる。困った光は、主演俳優で友⼈の時男(宇野祥平)と共に、⾔葉を探すため街に出る。⼈々が交わす様々な⾔葉の中から喜びの感情を捕まえようともがく光。彼らは『喜びの⾔葉』を⾒つけられるのだろうか。
⻑⼥ 神尾⽕⽔⼦(柳英⾥紗)は、『怒り』がないことに葛藤し、⾃ら『怒り』を抱けそうな場所を探していた。社会⾰命を⽬指す⼆⼈の⻘年、星(諫早幸作)・量(⽊村⽂哉)の率いる「レボル」の元で⾰命の象徴となり、虹(塩塚モエカ)と華(伊澤彩織)の元で多様性の討論会に参加する。しかし、それらの活動が過激化していく中で、やはり⽕⽔⼦は彼らと同じ“怒り”を共有することができない。渦巻く怒りの中⼼で⼾惑い続ける⽕⽔⼦はじっと世界を⾒つめている。
『楽しさ』がわからない次男 神尾太陽(井之脇海)は、恋⼈のエミ(⽊⻯⿇⽣)と同棲している。メリーゴーランドに乗っても、記念写真を撮っても無表情の太陽に、エミは釈然としない思いを抱えていた。そんなエミは、太陽からプロポーズされた際、「わたしといて本当に楽しい︖」と聞いてしまの⽇常は続いていく。
『寂しさ』という感情がない次⼥ 神尾花⼦(⽩⽥迪巴耶)は突然⾼校を中退し、⼩さな漁港の旅館で働き始める。その旅館には、不思議と似た空気を纏った⼈が集まってくる。退学の⼿続きのため花⼦を訪ねた担任教師の藤巻(岩⾕健司)もその⼀⼈だ。その旅館に⽗(邦城⿓明)が現れ、「寂しい思いをさせてごめんな」と何度も謝る。花⼦の感情を理解していない⽗親に苛⽴つ花⼦と、花⼦に共感する藤巻。そんな藤巻を⾒て花⼦はある提案を持ちかける。
2023/9/30(土)~2023/>10/13(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |