2018年/フランス、スイス/506分【3部上映 8時間26分】/配給 ムヴィオラ
★2018年カンヌ国際映画祭 特別招待作品
★山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 大賞&観客賞《W受賞》
監督ワン・ビン
『鉄西区』『無言歌』『三姉妹~雲南の子』のワン・ビン(王兵) 8時間を超える渾身の大作! そこで何が起きたのか? ある日突然、彼らが送られたのは<飢餓収容所>だった。今、中国の闇が語られる。 いまだ明らかにされていない中国史の闇、〈反右派闘争〉。1950年代後半、「我々は人民の自由な発言を歓迎する!」と中国共産党が主導した〈百家争鳴〉キャンペーンにのせられ、自由にモノを言ってみたら、〈右派〉と呼ばれ、55万人もの人が収容所に送られたのだ。そこに、大飢饉が重なった。「4500万人の死者を出した史上最も悲惨で破壊的な人災」(フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢饉』)ともいわれる凄惨極まりない飢餓によって収容所は地獄と化した。カメラの前で語るのは、生還率わずか10%ともいわれた収容所を生き延びた者たち。2005年から2017年までに撮影された120人の証言、600時間に及ぶ映像から本作は完成した。 扉を開ける第一部から、衝撃がはしる第二部、 壮絶にして崇高な第三部へ。 いつしかカメラを忘れ、あなたもまた目撃者となる。 背景や状況を提示し、収容所の扉を開ける第一部。飢餓の状況に衝撃がはしる第二部。そして右派を弾圧した側の証言者の重い問いかけと、死の間際にある人々の思いが壮絶にして崇高な第三部へ――。観客は、いつしかカメラを忘れ、自らが目撃者になるのだ。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきたワン・ビン監督が、忘れ去られた死者の声を掘り返し、忘れるものかと撮りつづけた集大成である。
2020/10/10(土)~10/16(金) |
- 上映は終了しました -
一律 | 3,900円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |
※シニア・会員含め割引・サービスデー適用外
※招待券、サポート鑑賞券、未来チケットは使用不可
※劇場会員様はスタンプを3つ押印いたします