スズさん 昭和の家事と家族の物語

2021年 / 日本 / 86分 / 記録映画保存センター 配給

監督大墻敦

語り小林聡美

製作村山英世、山内隆治

公式サイトhttps://kirokueiga-hozon.jp/movie/movie-suzusan

「手を動かしていれば大丈夫」
日々を細やかに営んだ女性たちの生活史。

東京郊外にある小さな家。 昭和26年(1951年)に建てられた木造2階建の住宅は、いま「昭和のくらし博物館」となり、当時の人々の暮らしを伝えています。館長の小泉和子さんの実家であるこの博物館には、母・スズさん(1910~2001年)の思い出がたくさんつまっています。娘によって語られる、母の人生。そこには生活の細部に工夫を凝らし、知恵を絞り、家族のために懸命に手を動かしながら生きてきた一人の女性の姿がありました。当時、当たり前に継承されていた経験や生活の知恵は、時代の変化とともに失われつつあります。母から娘へ、娘から今を生きる私たちへ。スズさんが遺してくれた3章からなる物語です。

貴重な記録映像のなかに、震災・戦争を生き抜いた母の姿がありました
横浜大空襲と昭和の暮らしを家族の視点から描いたドキュメンタリー。都内の住宅地の一角に、終戦直後に建てられた小さな民家。夫婦と4人の子どもたちが暮らすこの家で、小泉スズさんは主婦として家族の暮らしを支え続けた。小泉一家が体験した関東大震災、建物疎開や学童疎開、そして1945年5月29日の横浜大空襲。戦中戦後に撮影された映画やニュース映像、写真、スズさんの長女・和子さんの証言に基づいて描かれたイラストを通して、甚大な被害をもたらした横浜大空襲の悲劇に迫り、小泉一家がどのように生き残ったのかを丹念に描き出す。さらにスズさんが日常的におこなっていた炊事・洗濯・裁縫などの家事労働を記録した貴重なフィルムを4K映像でよみがえらせ、スズさんが懸命に働く姿を通して日々の営みの大切さを伝える。

WEBチケットについて
上映日
2022/1/2(日)~2022/1/21(金)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,800円
シニア1,200円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引