輪違屋糸里

2018年 / 日本 / 116分 / アークエンタテインメント 配給

監督加島幹也

出演藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈、佐藤隆太、新妻聖子、石濱朗、榎木孝明、田畑智子、塚本高史

公式サイトhttp://wachigaiya.com/

新選組に翻弄される、3組の男女の物語
浅田文学<新選組>第二弾となる『輪違屋糸里』(文春文庫刊)が、待望の映画化となる。歴史が大きく変わろうとしている渦の中で、大義をもって都を守り、そして恐れられた新選組の姿を女性の視点で描いた愛の物語が誕生した。背景となるのは、結成当初の彼らにとって最も重要な事件――筆頭局長であった芹澤鴨の暗殺に隠された謎。武士でない者たちの武士になるための踏み絵ともいえる暗殺事件の陰で、花街の「美」と、儚い夢の「哀」が交錯する。

男はんの夢のためやったら おなごは死んでもええのどすか
―ほんまにそう思うんやったら、斬られて本望や

初期の新選組に、近藤勇と芹澤鴨という二人の局長が存在し、両派が対立を深めていた時代。新選組副長・土方歳三に想いを寄せる島原輪違屋天神・糸里。平山五郎との愛に翻弄される桔梗屋天神・吉栄。芹澤鴨とお梅。幕末の京の色街に生きる3人の女性たちが愛したのは、奇しくも新選組の志士たちだった。男たちの対立に翻弄されながらも、自らの愛を貫こうとする女たち。そして、筆頭局長であった芹澤鴨の暗殺に隠された謎が女性たちの視点で明らかになっていく―。 主人公、島原輪違屋の芸妓・糸里を演じるのは、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた藤野涼子。まだ幼さが残る初々しい姿と、10代とは思えない妖艶な女性像を演じ、スクリーンでの時代劇初挑戦ながらも実力派俳優としてその実力を見せつけている。土方歳三には『赤い糸』で同じく日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した若手実力派・溝端淳平。そして吉栄を松井玲奈、平山五郎を佐藤隆太が熱演。芹澤鴨には塚本高史、愛人お梅を田畑智子が演じた。更に橘炎鷹、新妻聖子らが脇を固め、松平容保役の榎木孝明と甘味処隠居役の石濱朗が特別出演をしている。 更に、本作の製作陣には、日本映画界を代表する才能が結集した。監督はTVシリーズ「鬼平犯科帳」など、人間ドラマと時代劇を融合させる名手・加島幹也。製作陣には、日本アカデミー賞の受賞経験者、江原祥二(撮影)・杉本崇(照明)・松宮敏之(美術)らが集結。唯一無二の映像美で、京の街と時代背景を再現した。時代劇になくてはならない殺陣は、東映剣会の清家三彦が担当している。

WEBチケットについて
上映日
2022/5/7(土)~2022/5/13(金)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,500円
シニア1,100円
専門・大学生1,200円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引

※本作品の上映は特別興行となりますが、劇場招待券のご使用は可能です