神田川のふたり

2021年 / 日本 / 83分 / アイエス・フィールド 配給

監督いまおかしんじ

脚本川崎龍太、上野絵美

製作嶋田豪

出演上大迫祐希、平井亜門、椎名糸、岡本莉瑚、橋本達、内藤光佑、有永結咲

公式サイトhttp://is-field.com/kandagawanofutari/index.html

川をのぼった先にあるもの…。
亡きクラスメイトの想いを届けるため、ふたりはいく。

高校2年生の舞と智樹は中学時代のクラスメイトの葬儀の帰り、久しぶりに二人きりで神田川沿いで自転車を押していた。二人は互いに気があったものの、思いを伝えられず別々の高校へ進学していたが、どうもその気持ちはまだ続いているようだ。 東京都杉並区永福町の幸福橋から高井戸方面へ神田川沿いを上る二人は、上下オレンジ色のスウェットに両手首を縄で縛られ倒れている謎の男に遭遇するが、その遭遇がきっかけで下高井戸八幡神社へ行くことになる。神社で亡きクラスメイトが想いを寄せているみおという名の女性との恋が成就する絵馬を発見した二人。井の頭恩賜公園のボート乗り場で働くみおにクラスメイトの想いを伝えるため、舞と智樹は神田川の源流である井の頭恩賜公園へ向かうことに。 みおがお気に入りのクマにキャラクターのぬいぐるみと、告白には欠かせないとクラスメイトが言っていたモンブランをゲットし、なんとか日没前に公園に到着するも、その日はみおが非番のため会うことができずに翌日に改めることにする。 すっかり日も暮れて賑やかさを増す吉祥寺の街を歩く2人だが些細なことで口論となり、それぞれが夜の街に消えていく。バッタリ会った高校の同級生と路上で話し込む智樹の前を、ナンパしてきた男と二人で街をゆく舞が通りかかり…。

『れいこいるか』のいまおかしんじ監督が贈るハートフル青春ロードムービー。
互いに気はあるものの、その気持ちを伝えきれずにそれぞれ別の高校へ進学した舞と智樹は、中学時代のクラスメイトの葬式を機に久しぶりに再会をする。そんな二人が奇妙で濃密でキュートでファニーな24時間を共にすることに…。
『れいこいるか』が「映画芸術」2020年日本映画ベストワンに選出されたいまおかしんじ監督最新作は高校生の男女の青春物語。かぐや姫の名曲『神田川』で知られる神田川を舞台に、青春の甘酸っぱさを描きながらもいまおか監督ならではの不思議な空気感漂う映像が観る者を温かく包み込みます。全編の85%以上が屋外ロケーションによる、東京都杉並区からお隣の武蔵野市にある井の頭恩賜公園までの小さな旅を描いた異色のロードムービーです。

主演の舞と智樹を演じるのは、2021年の東京国際映画祭や上海国際映画祭において世界から高い評価を受けた『スパゲティコード・ラブ』(21年)の上大迫祐希、2020年の各映画賞で高い評価を受けた『アルプススタンドのはしの方』(20年)の平井亜門。近作の熱演が記憶に新しいフレッシュな二人の新たな魅力を感じてください。
そのほか、『れいこいるか』で強烈な印象を残したいまおか組常連の佐藤宏、21年に人気ダンス&ボーカルユニット「スクランブルガム」を脱退してソロ活動中の石綿宏司、杉本彩主演の朗読劇『それでも、愛』(19年)で出演のみならず脚本も手掛けた逢澤みちるなど、個性的なメンバーが若い二人を盛り立てます。
主題歌を担当したのは2021年結成のガールズアイドルユニットD☆SHOUT。『流星』は本作品の持つ世界観・ ストーリーを元に歌詞として表現させ、ストリングス・ピアノの旋律は聞くどの年代にもノスタルジーな空間へと誘い、グループのコンセプトである「ロック」「エモーショナル」を掛け合わせた叙情的な楽曲となっています。
なお、映画の題名に「神田川」が使用されるのは2021年に紫綬褒章を受章した黒沢清監督のデビュー作『神田川淫乱戦争』(1983年)以来38年ぶりとなります。
※かぐや姫の『神田川』で歌われている舞台は高田馬場近辺と言われています。

舞台挨拶
9/10(土)11:25の回 上映後
登壇者:いまおかしんじ 監督

- 開催終了しました -

WEBチケットについて
上映日
2022/9/10(土)~2022/9/16(金)

- 上映は終了しました -

料金
一般1,800円
シニア1,200円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,000円
★入場システム、サービスデー・その他割引