2022年 / 日本 / 88分 / GAGA 配給
監督・編集赤井英五郎
出演赤井英和、エディ・タウンゼント、大和田正春
かつて日本中を熱狂させた、不世出の天才ボクサー赤井英和
浪速のロッキーがスクリーンに甦る。
俳優、バラエティータレントとして、世代を超えて愛される赤井英和。しかし、本当の“AKAI”はあまり知られていない。
かつてはプロボクサー。1980年に鮮烈なデビューを飾り、戦績は21戦 19勝 16KO 2敗(※デビュー12連続KO《試合時間計72分》は日本タイ記録)。
もっと前へ、もっと強く。ひたすら、どつき倒す。倒れても立ち上がる。その歩みを止めない、戦いを止めないスタイルは最高に強く、最高にかっこよかった。彼は本物のヒーローだった。
そして、人々は大阪市西成区生まれの“AKAI”をこう呼んだ。「浪速のロッキー」と。
製作に当たっては、赤井の俳優デビュー作『どついたるねん』(1989)の阪本順治監督が全面協力。再起不能のダウンから復活を遂げ主演として自分自身を演じた『どついたるねん』と、朝日放送テレビの映像協力による、世界王者に挑戦した「ブルース・カリー戦」と引退の引き金になった「大和田正春戦」の息を呑む迫力の試合映像、貴重なインタビューで綴られる。
"C'mon ! AKAI !"
1985年2月、大和田正春戦。トレーナー、エディ・タウンゼントの声が響く……。
その試合から数時間後、赤井は大阪市富永病院で急性硬膜下血腫、脳挫傷と診断され、緊急の開頭手術を受けていた。大和田との試合、第7ラウンドで強烈なパンチをくらい、KO負け。意識不明に陥ったのだ。生死の境をさまよった赤井が見たものは……。
それから35年後。自宅で時間を持て余したアロハシャツ姿の赤井英和。トランプでタワーを作ろうとするが、うまくいかず、「うわー!」と少年のような絶叫を上げる。かと思えば、その4時間後、突然チャーハンを作り始めた。「うん! うまい!」と妻・佳子。キッチンのガスコンロ、床にコメがこぼれているのを見て、苦笑い。一見なんでもない家族の団らんだが、赤井が家にいたのはワケがある。
2020年春、新型コロナウイルスが全世界を襲った。日本でも緊急事態宣言が発動され、不要不急の外出ができなくなった。俳優・タレントの赤井の仕事はすべてキャンセルになったのだ。
「怖いよ、今は仕事もイベントも舞台も映画もドラマも自粛しているからな。仕事もしたいけど、なかなか厳しい状況やからな……」。とはいうものの、赤井は “今”を満喫している。赤井英和は、今という瞬間瞬間を生きる男なのだ。
そんな赤井に息子の英五郎は、ボクシングとの出会いを聞く。
「あの時、浪速高校を受験しました。その晩かな、先輩が、受かってもいないのに、『なあ、赤井。食堂の前に朝10時に来い』って言うんだ。なにかな、と思ったら、なんてことはない、ボクシングの雑用係で呼ばれたんだ……」
赤井は、鮮烈に覚えているボクシングとの出会いについて語り出す……。
11/25(金) | 19:00 上映後舞台挨拶 |
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11/26(土)・27(日) | 休 映 | ||
11/28(月)~12/2(金) | 20:20 | ||
12/3(土)・4(日) | 20:35 | ||
12/4で終了 |
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,200円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |