2023年 / 日本 / 106分 / Omphalos Pictures、シグロ 配給
監督中村真夕
撮影中村真夕、辻智彦
編集清野英樹
出演松村直登、松村代祐、半谷信一、半谷トシ子、富岡町の動物たち
生きること、生かし続けること
“ひとりでここに残ること”を決めた男の10年。“
「オラ、何にも悪いことしてねぇ。悪いことしたのは国だべ」―原発事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町に一人で暮らすナオトは、高度経済成長の裏側でカネに翻弄され続ける人生を送ってきた。原発事故後、人の人生を金で解決しようとする不条理、命を簡単に“処分”しようとする理不尽に納得できず、残った動物たちの世話をしはじめた。生きること、生かし続けること。その日々の闘いが、ナオトの生きる道となっていた。
あれから8年。新たな命が生まれ死んでいく中で、ナオトは変わらず動物たちに餌をやり日々を過ごしている。「将来の糧のため」ニワトリを飼い、蜜蜂を育て始めた。富岡町は帰還できる町となったが、若い人たちは戻ってこない。コロナ禍で無理やり開催されたオリンピックでは「復興五輪」のPRとして誰もいない福島の通りを聖火リレーが走った。
原発問題に終わりはない。汚染水はあふれかえり、ダダ漏れのように海上放出されるだろう。しかし全国で原発再稼働の動きは、粛々と進められようとしている。そんな日本の矛盾の渦中にある福島で、ナオトは今、動物たちとどんな思いで暮らしているのだろう。ナオトの生きかたを見つめながら、私たちの今を考える。
4/1(土)~7(金) | 10:00 | 6F 第七藝術劇場 | |
4/8(土)より 5Fシアターセブンにて上映 ※受付もシアターセブンにて行います。 |
|||
4/8(土) | 10:30 | 5F シアターセブン | |
4/9(日) | 10:50 | 5F シアターセブン | |
4/10(月)~14(金) | 12:00 | 5F シアターセブン | |
4/14で終了予定 |
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,200円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |