2023年 / 日本 / 110分 / アークエンタテインメント 配給
監督本多繁勝
脚本西永貴文
出演酒井大地、原 愛音、宮川元和、長徳章司、金児憲史、澤武紀行、雷鳥、泉谷しげる、立川志の輔、丘みつ子
僕たちの変わらない町を守るために
僕たちが変わる——————
本作は、地元の危機を救おうと奮闘する高校生男子三人組の挫折と成長を描くハートフルコメディー。
2016年に公開された映画『人生の約束』のスタッフが、新たに富山県射水市を舞台に再集結して製作。
製作総指揮に石橋冠(『人生の約束』監督)、本多繁勝監督(『人生の約束』では監督補)がメガホンをとった。
主人公・トオルには、スターダストプロモーション主催の第1回スター☆オーディションで男子部門グランプリを受賞した、酒井大地。トオルが淡い恋心を抱く同級生の花凛に、原愛音。トオルの祖父母には、泉谷しげると丘みつ子が扮する。そして、射水市(新湊市)出身の立川志の輔が町の医師役で友情出演。ほかトオルの父に金児憲史、トオルの母に射水市出身お笑い芸人のお姉ちゃん(雷鳥)、射水市出身のテノール・オペラ歌手・澤武紀行が出演。
メイン以外の多くの出演者は、富山県民からのオーディションで選抜された。また「日本のベニス」とも呼ばれている射水市の美しい町並み、放生津曳山祭などが本作を盛り上げている。
故郷を想う
ノスタルジックな風情に包まれた、
爽やかな青春映画が誕生
富山県射水市の「内川」沿いに住む、ちょっとドジだが憎めない高校生男子三人組、トオル(酒井大地)、アゲル(宮川元和)、ヨシキ(長徳章司)。
それぞれ家族や進学、将来に悩みながらも同級生の女子・花凛(原愛音)との会話を弾ませ、大好きなラーメンを食べ、熱いお風呂に浸かり、久しぶりの放生津曳山祭を楽しみに過ごしていた。
曳山祭りを翌日に控えた日、祭りの会長を務めるトオルの祖父・松蔵(泉谷しげる)が急死した。町の近藤医師(立川志の輔)が臨終を伝えると、家族に悲しみが広がっていく。ただ、370年続いた祭りの決まりで、総代や会長が亡くなったらその年は曳山が引けないという。松蔵が一番楽しみにしていた祭りが中止になるかもしれない。トオルはひらめいた。「じいちゃんはまだ死んどらんことにならんけ?」
一同、驚くが、祖母の佐江(丘みつ子)もトオルのアイディアに同意し、「出来んこと考えんと、出来ること考え!」と常日頃、松蔵が言っていた言葉を伝えて頭を下げた。
祭り当日、町中、多くの人で賑わっていた。父・俊也(金児憲史)の協力もあり、どうにか松蔵の会長挨拶も切り抜け、曳山祭りが始まった。「イヤサー、イヤサー」掛け声が飛び交っていく。
松蔵の葬儀の日、トオルは初めて家に借金があることを知る。アゲルやヨシキもあちらこちらでリゾート開発会社への借金の声が響いていることを耳にしているようだ。町中に不穏な空気が漂っていた。
そんな折、トオルたちは蔵で見つけた「射水の埋蔵金」という巻物を開いてみた。「埋蔵金さえ見つかりゃぜんぶ解決するんや!絶対見つけるがや!」
スコップやバケツを手に、埋蔵金を探し始める三人だが・・・。
2023/6/10(土)~2023/6/16(金) |
- 上映は終了しました -
一般 | 1,800円 |
シニア | 1,200円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,000円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |