つゆのあとさき

2020年6月 渋谷
パパを待つだけの日々 鏡の中での出会いが私の運命を変えた

キャスト:高橋ユキノ 西野凪沙 吉田伶香 渋江譲二 守屋文雄 松㟢翔平 テイ龍進 前野朋哉
原案:永井荷風「つゆのあとさき」 
監督:山嵜晋平 
脚本:中野太 鈴木理恵 山嵜晋平
主題歌:Lilubay「つゆのあとさき」挿入歌:Lilubay「琥珀の五月雨」音楽:田中拓人
撮影:山村卓也 照明:津覇実人 録音:加唐学 美術:三藤秀仁 衣装:中村もやし ヘアメイク:河本花葉 助監督:大城義弘 インティマシーコーディネーター:西山ももこ 撮影助手:村田圭佑 監督助手:山城研二、天木皓太 制作主任:宮司侑佑  HP担当:坂井雄一 SNS担当:白神馨之
企画・プロデュース:佐藤友彦 プロデューサー:山田真史
製作著作・配給:BBB 配給協力:インターフィルム
制作:コギトワークス
©2024BBB 上映尺:105分/ 公式サイト

マジックミラー越しの
彼女たちの青春

永井荷風が1931年に発表した同名小説を原案とし、舞台をコロナ禍の渋谷に置き換え、パパ活をすることになった女性の青春と友情を描く。 小説は昭和初期の銀座のカフェーを舞台に、自由奔放だが逞しく生きる女給の主人公と彼女と関係を持つことになる軽薄な男たちを描き、大文豪・谷崎潤一郎に「文学史上に我が昭和時代の東京を記念すべき世相史、風俗史とでも云ふべき作品」と激賞された名作であり、「昭和初期の銀座の風俗史」ともいえる作品だ。
映画は、小説の持つ普遍性を踏襲しながら、時代をコロナ禍の渋谷に置き換えパパ活で自分たちのことを体目当てにしか考えていない男たちを相手に、奔放さと逞しさを持って生き抜こうとする女性たちの生き様を描いていく。

出会い喫茶で出会ったふたりに生まれる 不思議な友情

キャバクラで働いていた琴音(20)は、コロナ禍で店が休業、一緒に住んでいた男に家財を持ち逃げされ、家賃を払えなくなり、行き場を失ってしまう。そんな中、知り合った楓(21)の紹介で出会い系喫茶に出入りする様になり、男性客とパパ活をすることで日々を切り抜ける生活をしている。
おかしな客に絡まれたりネット上で中傷をされたりしながらも、あっけらかんと逞しく生きている琴音は、あることがきっかけで、同じ出会い系喫茶でパパ活をする大学生のさくら(20)と出会う。
性格も育ちも自分とは正反対。生まじめで何事も重く受け止めてしまうさくらと琴音は不思議とウマが合い、友情を深めていくのだった。
体目当ての矢田(42)、出版社の社長でパトロンでもある清岡(36)、容姿端麗なダンサーの木村(28)ら軽薄な男たちと、生活のため、ホスト狂いのため、学費のため、各々の理由でパパ活をする女性達の対比で物語は進んでいく。

舞 台 挨 拶
7/20(土)18:40の回上映後
登壇者:山嵜晋平 監督

- 開催終了しました -

上映期間
2024/7/20(土)~26(金)

- 上映終了しました -

料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引