風に立つ愛子さん
避難所の記憶を胸に、その後を生きた愛子さん8年間の記録
出演:村上愛子、石川ゆきな、湊小学校避難所の人々、石巻市仮設住宅の人々
監督・撮影:藤川佳三/編集:今井俊裕/実景撮影:田中創/整音:黄永昌/音楽:植田智道/仕上げ:田巻源太/協力プロデューサー:藤田功一
製作:IN&OUT/配給:ブライトホース・フィルム/宣伝:大久保渉/デザイン:中野香/予告編制作:北川帯寛
特別協力:石巻市立湊小学校
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業
座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルコンペティション入選作
2024年 / 日本 / 79分
公式サイト
「あの津波がわたしに幸せを運んでくれたの―」
避難所の記憶を胸に、その後を生きた愛子さん8年間の記録
2011 年の東日本大震災で石巻の家を津波に流された村上愛子さん、当時 69 歳。その出来事は天涯孤独に生きていた愛子さんの人生を大きく変えました。避難所での集団生活は、今まで知り合うこともなかった近隣の方と寝食を共にし、皆と心のつながるかけがえのない時間でした。その後、仮設住宅で7年を過ごし復興住宅へと移っていく―この映画は、震災後の8年間、愛子さんを見つめ続けたその記録です。津波を「津波様」と呼び、震災が幸せを運んでくれたと言う愛子さん。被災者とひとくくりにできない、ひとつの人生がここに映っています。
東日本大震災から 14 年。能登半島地震から1年。
高齢化が進む日本で、今こそ被災について思いを巡らす。
監督は、2012 年に公開した『石巻市立湊小学校避難所』を制作した藤川佳三。避難所で出会った愛子さんの明るく奔放な性格に魅了された藤川は、それから断続的に石巻に通い愛子さんが亡くなるまでカメラに収めていきました。高齢者の独り暮らし、それに伴う孤独死の問題は、「おひとりさま」という言葉で、すでに社会問題化しています。身寄りのない高齢者が、住む家を失い避難所で集団生活を送ったり、仮設住宅や復興住宅で、新しい近隣との付き合いの中で暮らしていくことは、いかに孤独で心身に負担を与えるのか。本作を観ることで、改めて被災とその後の生活について思いを巡らすきっかけになればと願います。
3/8(土)・9(日) | 14:00 | ||
3/10(月)~14(金) | 10:20 | ||
3/15(土)・16(日) | 9:20 | ||
3/17(月)~19(水) | 16:40 | ||
3/20(木祝) | 休 映 | ||
3/21(金) | 16:40 | ||
3/21で終了予定 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |