ザ・ウォーク 少女アマル、8000キロの旅
私は希望。新たな居場所を求めて、あなたと歩む。
監督 :タマラ・コテフスカ(アカデミー賞ノミネート『ハニーランド 永遠の谷』2019年)
配給:ユナイテッドピープル
80分/イギリス/2023年
公式サイト
戦争によって家や家族、日常生活のすべてを失った子どもたちの声を伝えるため、3.5メートルの人形アマルがヨーロッパ横断の旅に出る ──
現在、世界で1億人以上の人々が国内外に避難し、難民状態にある。そして、その内の約4割が18歳未満の子どもである。戦争により子どもたちは住み慣れた家や大切な人、教育を受ける権利をも奪われ、貴重な子ども時代を失っている。そうした子どもたちの悲しみや願いを伝えるため、2021年、身長約3.5メートルの人形アマルの旅プロジェクトThe Walkが始まる。アマルはアラビア語で「希望」を意味し、9歳のシリア難民の少女をかたどっている。本作はアマルがシリア国境からヨーロッパを横断する旅路を追いながら、アマルの眼差しから世界の実情を伝え、アマルとともに難民の人たちの声を聴いていく。
難民・移民をめぐる政策論争が激しさを増す世界。新たな居場所は見つかるのか?
訪れた国々でアマルは世界のリアルと向き合うことに。トルコの難民キャンプでは、先行きが不透明なまま留まらざるをえない子どもたちや女性たちの想いに触れ、ギリシャでは難民受け入れに抗議する市民デモに遭遇し、憎悪がこもった言葉を浴びせられる。さらに、ローマ教皇やフランスの欧州議会なども訪ねていきながら、アマルは安心できる新たな居場所を探し続ける。アマルの旅に同行する人形遣いのムアイアド(シリア出身の難民)とフィダ(パレスチナ人)や、アマルの声を表現している実在のシリア難民の少女アシルも、それぞれの戦争で多くのものを喪い、家族とも離れ離れだが、アマルとの旅の中で希望を見つけようとしていく。思いやりと人権の国際的なシンボルとなったアマルが旅の終わりにたどりつく居場所とは ── 。
9/13(土) | 14:35 | ||
9/14(日)〜19(金) | 14:05 | ||
9/19で終了予定 |
一般 | 1,900円 |
シニア | 1,300円 |
専門・大学生 | 1,000円 |
中学生・高校生 | 1,000円 |
小学生以下 | 700円 |
会員 | 1,100円 |
★入場システム、サービスデー・その他割引 |