ボイジャー〈4Kレストア〉
※当館では2K上映

ベネズエラ─パリ─ローマ 美しき旅路は禁忌のはじまり──

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:サム・シェパード、ジュリー・デルピー、バルバラ・スコヴァ
製作:エベルハルト・ユンカースドルフ
原作:マックス・フリッシュ
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス、ピエール・ロム
編集:ダグマー・ヒルツ
美術:ニコス・ペラキス
脚本:フォルカー・シュレンドルフ、ルディ・ワーリッツァー

1991年/118分/ドイツ・フランス・ギリシャ合作/ 5.1ch/ビスタ/原題:HOMO FABER(VOYAGER) /カラー/配給:Stranger 提供:JAIHO 
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ジュリー・デルピー×サム・シェパード主演!

本作は、第32回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『ブリキの太鼓』(79)のフォルカー・シュレンドルフ監督が、スイスの作家マックス・フリッシュによる小説「ホモ・ファーベル」(57)を原作に映画化した作品である。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』(95)の公開を控えた、本作公開当時22歳のジュリー・デルピーがあどけない存在感で主人公の運命を引き寄せていく女学生エリザベスを体現。そして『ライトスタッフ』(83)『天国の日々』(78)のサム・シェパードが、幾つもの恋を通過してきた独身の中年主人公フェイバーを演じ、年齢の差を超えた男女の愛の行方が紡がれていく。さらに、『ローザ・ルクセンブルク』(85)で第39回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したバルバラ・スコヴァが脇を固め、物語に深みを与えている。

撮影を担当したのは、『ユリシーズの瞳』(96)で撮影スタッフを務めたヨルゴス・アルヴァニティス。メキシコ、アリゾナ、パリ、アテネ、ローマなど世界各国で撮影を敢行し、主人公たちが辿る壮大な旅路を描き出している。
1991年の劇場初公開時に、その衝撃的な愛の結末で多くの映画ファンの心をざわつかせた幻の傑作が、4Kレストア版でスクリーンに蘇る。

- あらすじ -
50歳を過ぎた技術者、ウォルター・フェイバー(サム・シェパード)は、ユネスコの仕事で世界を飛び回っている。パリでの会議へ向かうため、豪華客船で大西洋を渡る途中、芸術を愛する女学生エリザベス(ジュリー・デルピー)と出会う。
技術だけを信じ、芸術に無関心なフェイバーは好奇心旺盛な彼女に戸惑いながらも、次第に強く惹かれていく。やがて二人は、パリ、ローマと旅を共にするうちに心を通わせ、深く結ばれる。しかし、エリザベスにはフェイバーの運命を大きく揺るがす、ある秘密が隠されていた──。

上映スケジュール
7/12(土)・13(日) 19:40
7/14(月) 17:10
7/15(火) 18:30
7/16(水)~18(金) 17:10
7/18で終了予定
料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引