ダーティハンター

戦争が終わり、おまえの殺人許可証は失効した...
だが、国はおまえにそれを伝えるのを忘れた。
二度と観ることは叶わないと思われた伝説の人間狩り映画、再び解禁。

キャスト:ピーター・フォンダ、コーネリア・シャープ、ジョン・フィリップ・ロー
リチャード・リンチ、アルベルト・デ・メンドーサ、ウィリアム・ホールデン 監督:ピーター・コリンソン
製作:ジョージ・H・ブラウン、ホセ・ヴィクナ原作:デヴィッド・D・オズボーン
脚本:デヴィッド・D・オズボーン、リズ・チャールズ=ウィリアムズ
撮影:フェルナンド・アリバ編集:アラン・パティロ音楽:ルゲロ・チニ
1974年|スペイン映画|105分|スコープ|原題:LOS CAZADORES|英題:OPEN SEASON
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給
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ベトナム帰還兵のケン、グレッグ、アートの3人は家族ぐるみで仲の良い親友。それぞれ結婚し、社会的成功者として絵に描いたような幸せを手に入れている。しかし、誰にも言うことのできない3人の趣味、それは人間狩りだった。ある日、弾丸と食料を買いこみ出発した3人は途中でカップルを誘拐、目的地の無人島についた。女には料理を、男には給仕をさせ、何事もないように数日を過ごす3人。しかし、ついに獲物──カップルを放ち、狩りが解禁になった日、島にはもう一人ハンターがいた──。

デヴィッド・オズボーンによる小説「The All Americans」(後に「OPEN SEASON」として出版)を、『ミニミニ大作戦』(69)等イギリスの鬼才・ピーター・コリンソン監督、『イージー★ライダー』(69)のピーター・フォンダ主演で映画化した恐怖のサスペンス・アクション。“人間狩り”という鬼畜行為に行き着いた病める大国の姿。感情を失い、容赦を失った男たちが、だが我を忘れたわけではなかったという狂気。アメリカの片田舎に潜む異常性と崩壊した倫理、完全に欠如した道徳性、人の心を喪失させる、目を覆う惨劇が展開されるその内容に、ピーター・フォンダは原案を何度も読み返し、慎重に出演を決めた。サム・ペキンパー『わらの犬』(71)とジョン・ブアマン『脱出』(72)の合体と云われ、『ソルジャー・ボーイ』(72)、『タクシードライバー』(76)、『ローリング・サンダー』(77)等のベトナム帰還兵の苦悩を描く作品群との類似性を纏いながらも、スペイン映画である本作はそのどの作品とも異なる質感を放つ。共演に『バーバレラ』(67)のジョン・フィリップ・ロー、『スケアクロウ』(73)のリチャード・リンチ、そして『セルピコ』(73)のコーネリア・シャープとアルゼンチン映画批評家協会賞を受賞している『ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急地獄行』(72)のアルベルト・デ・メンドーサがたいへんな精神的苦痛に見舞われるカップルを演じる。またゲスト・スターでアカデミー賞受賞の名優ウィリアム・ホールデンが出演。なぜこの大スターが出演に至ったかの資料は残っていない。日本では1975年の劇場公開と以後の数回のテレビ放送以降、一切その姿を消し、世界的にも鑑賞困難だと思われていた。後年ピーター・フォンダは「あの映画は本当に楽しかった。本物の悪人を演じるのは初めてだった。あの映画がVHSで出たらいいのに。本当に好きなんだ。」と語っている。日本公開から半世紀、葬り去られた幻の陰鬱映画が遂にふたたびその姿を現すときがきた。なお、リバイバル上映の動きは他国では確認されておらず、この度のリバイバル公開は映画史上における衝撃といえる。

上映スケジュール
1/17(土)〜23(金) 10:00
以降は未定
料金
一般1,900円
シニア1,300円
専門・大学生1,000円
中学生・高校生1,000円
小学生以下700円
会員1,100円
★入場システム、サービスデー・その他割引