RETURNEES リターニーズ
ー元子ども兵 それぞれの再起ー
人生を取り戻そうともがく元子ども兵たちと、彼らに寄りそう日本のNPOの活動を2年にわたって見つめた希望のドキュメンタリー。
監督・撮影・編集 菊地啓
プロデューサー 上田未生
製作・配給 日本電波ニュース社
芸術文化振興基金助成作品|UDキャスト(音声ガイド)対応
2026年/日本/102分/DCP/5.1ch/映倫・G
公式サイト
11歳で誘拐され、人殺しをさせられた 子ども兵だった僕に、帰れる場所はありますか?
2023 年、元子ども兵とその家族143名が武装勢力の活動地域から逃げてきた。彼らはこう呼ばれる——リターニーズ(帰還者たち)。 アフリカ東部ウガンダでは、反政府組織のLRA(神の抵抗軍)と政府軍が20年以上にわたって戦闘を繰り広げた。内戦中、LRAは3万人以上の子どもを誘拐。男子であれば戦闘に駆り出し、女子であれば兵士と強制結婚させた。その後、LRAは隣国に潜伏し、子どもの誘拐を続けている。 元子ども兵たちは幼少の頃に誘拐され、意思を奪われ、人生そのものを奪われてきた。肉親を殺され、数えきれないほど死を目撃し、命令に抗えず殺人に手を染めた者も少なくない。自分の村を襲うよう脅され、「母親の腕を切り落とせ」と命じられた者もいる。10年、20年もそんな過酷な環境で過ごした彼らは、まともに教育を受けておらず、基本的な衣食住を満たすことも難しい。“加害者”として虐殺や誘拐に加担したという理由で、帰郷を望まない家族もいる。そんな彼らが社会復帰のための一歩を踏み出した。はたして人生を取り戻すことはできるのか?
そして20年以上、現地で支援を続ける小川真吾(NPOテラ・ルネッサンス)と、元子ども兵たちが新たに挑む、大きな挑戦とは――。